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第85回(12/1) インフルエンザ

ゲンキリサーチャー:えとう窓口

ひとシーズンで1000万人というインフルエンザの患者数。
そのうちおよそ1万人は、インフルエンザが原因で亡くなっているんだとか。
流行し始めるのはちょうど今頃で、この後1月から3月にかけてピークを迎えます。
インフルエンザの主な症状は、(1)高熱 (2)寒気 (3)全身の関節の痛みなど…
風邪と似ている部分もありますが、特に38度以上の高熱が急に出た場合はインフルエンザの可能性も高いなります。
今回はインフルエンザを予防するために、正しい知識を身につけましょう。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザの感染経路には、飛沫感染と接触感染の2つがあります。
飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみから飛び出したしぶきを直接吸って感染すること。
接触感染は、ウイルスがついた手で何かに触れ、そこから広がる感染のことです。

飛沫感染を防ぐために欠かせないのはマスクですが、正しく着けないと、
ウイルスが飛散してしまいます。マスクを着ける際には、鼻の上の隙間を無くし、
アゴまでしっかりカバーするようにしましょう。

接触感染の予防には手洗いが大切です。
自分ではしっかり洗っているつもりでも洗い残している場合がありますので、
指先や指の股、親指の周りなどは特に念入りに洗いましょう。
また、オフィスで共有するコピー機やファイル、引き出し、家庭内でもドアノブや
電気のスイッチなど…誰もが触れる場所は要注意。
濡れタオルやアルコール消毒液でこまめに拭くようにしましょう。

インフルエンザに感染しても、発症するかしないかは個人の免疫力の差に依ります。
ウイルスが身体に入ってきたときに免疫が負けると発症しますが、
ストレスや睡眠不足、身体が冷えることなどでも免疫力は低下します。

正しいインフルエンザの対処法

身近な人がインフルエンザに罹ったとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?
多くの人が間違いやすい行動がありますので、クイズ形式でチェックしてみましょう!

(1)患者から感染しないように、ワクチンを打ちに行く。
答え・・・×
ワクチンを打って予防すること自体は非常に効果的ですが、タイミングが問題です。

ワクチンは接種してから効果が出るまで2週間以上かかりるため、家族が感染してから
打つのでは遅すぎます。ワクチンはインフルエンザが流行する前に打っておきましょう。
ワクチンの費用は成人で2000円から3500円程度。12歳以下は2回の接種が必要なので6000円程度かかります。
特に65歳以上の方は、重症化を防ぐためにもワクチン接種がおすすめです。
ただし、持病やアレルギーによって受けられない方もいますので医師と相談してください。

(2)患者がお風呂に入る。
答え・・・○

身体についたウイルスを洗い流すのは、感染予防にもつながります。
ただし、長時間の入浴や湯冷めには気を付けましょう。

(3)どんどん汗をかかせて熱を下げる。
答え・・・×

患者が寒がっている場合布団などをたくさんかけるのは大切ですが、無理に暑くする必要はありません。
そもそも身体はウイルスと闘うことで熱が出るので、その間は汗をかいても熱はそれほど下がりません。
布団を多くかけるなどして無理に汗をかこうとすると、体温が上がりすぎて脳に障害が出るなど身体に過度の負担がかかります。
また脱水も回復を遅らせるので、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。

(4)患者の服を一緒に洗濯する。
答え・・・○

洗濯することでウイルス自体の感染力は低下します。
しかし、洗う前の服にはウイルスが付着しているので、触った後の手洗いを忘れないようにしましょう。

また、高齢者や妊婦さんはインフルエンザに罹ると重症化する危険性が高いので、
感染者には近づかないようにしましょう。インフルエンザ対策で特に大切なのは、
感染者が外に出ないことです。熱が下がっても2日間は、感染させてしまう可能性が
ありますので、その間も外出は控えましょう。