健康カプセル!ゲンキの時間
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CBCテレビ製作/TBS系28局ネット
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第80回(2013.10.27)
腰痛
ゲンキリサーチャー:ヒデ
ドクター:山崎隆志
実に2800万人もの人が悩んでいるといわれる、「腰痛」。
しかもその中には、原因がわからない「腰痛」を感じる人も多くいるんだとか。
「腰痛」撃退のポイントは、どこにあるのでしょうか?
今回は、「腰痛」の意外な原因とその改善法をお教えします。
慢性的な「腰痛」の原因
「腰痛」は、<特異的腰痛>と<非特異的腰痛>に分けられます。
<特異的腰痛>とは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、医師の診察や画像検査をすれば、痛みの原因が特定できるもの。
しかし、それは腰痛患者のわずか15%にしかすぎず、それ以外の画像検査までしても
原因が分からない<非特異的腰痛>は85%にものぼるとのこと。
「腰痛」を軽減するには、やはり日常生活の中で腰に負担をかけないようにする事が大切。
下記を参考に、普段の暮らしを見つめ直してみましょう!
◎普段立っていることが多い人
腰が反っている傾向にあるので、時々前かがみになってみるなどしてみましょう。
◎ 座っていることが多い人
腰が前かがみになっている傾向にあるので、時々腰を反らす運動をしてみることで負担を分散させることができます。
◎ 仰向けで寝る人
腰が反った状態になっているため、腰が自然と曲がる横向きの姿勢で寝ることなども痛みの軽減に繋がります。
ストレッチやマッサージなどは強い痛みの出ない、気持ち良いと感じる範囲で行いましょう。
脳と「腰痛」の関係
いつまでも治らない慢性的な「腰痛」は、「脳」がその痛みを増幅していると考えられます。
では、それは一体どういうことなのでしょうか?
原因不明の「腰痛」で悩んできた患者さんの脳のデータを見てみると、
物事を発展的に考える“前頭前野”の機能が著しく低下し、
関節や筋肉などの痛みを認識する体性感覚野や小脳にあたる部分が過剰に活動しています。
これは自分で対応できなくなった過剰なストレスが大きな原因の一つなんだとか。
仕事が忙しすぎたり、人間関係のストレスなどが自分で対応できない程になったりすると
“前頭前野”の機能が低下し、逆に体性感覚野や小脳の働きが活発になってきます。
するとかつて「腰痛」だった時の痛みを脳が自然と思い出すようになり、腰をさするなどの
行動をしている内に、それが本当の痛みに変わると言われています。
この脳による腰の痛みをとるには「心から楽しい」と思うことをするのが一番とのこと。
いつも腰が痛いと思っていたり、何とか腰痛を治そうと考えすぎるのは逆効果。
思い悩むあまり、じっと安静にして全く動かないでいることなどは、<非特異的腰痛>にはかえって悪いとも言われています。
下記の「ビジョンノート」を参考に、
無理のない範囲で自分のやりたいことを積極的に行ってみましょう。
「ビジョンノート」
「ビジョンノート」は、“本来やりたくても痛みがあるからできない”と思うことを
イラストや文章化したもの。“前頭前野”は、楽しいことをイメージするだけでも活性化し、
そのことが「腰痛」解消にもつながります。皆さんも、ぜひ「ビジョンノート」を作成してみてください。