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第77回(10/6) 秋バテ

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:川嶋朗

過ごしやすい季節になったのに、食欲不振や身体のだるさ、頭痛などを感じるという方…
それは「秋バテ」かもしれません。「秋バテ」は放っておくと、胃の不調を引き起こしたり、
感染症や心臓の病気につながる可能性もあるため、侮れません。
「秋バテ」の原因とは?また、どうすれば解消できるのでしょうか?
今回は「秋バテ」を徹底調査!その解消法もお教えします。

「秋バテ」チェック

下記項目に一つでも当てはまると「秋バテ」の可能性があります。
(1)身体がだるい。
(2)食欲がない。
(3)肩こりや頭痛を感じる。
(4)一日中眠い。
(5)風邪をひきやすい。

「秋バテ」の原因

原因(1) 夏の寒暖差
「秋バテ」の原因の一つは、夏の寒暖差。猛暑だった今年、冷房のきいた場所と暑い屋外を一日に何度も出入りした人も多かったはず。しかし、このような寒暖差を繰り返すと自律神経が乱れ、体温調節ができなくなってしまうんだとか。しかもその自覚症状はない場合が多く、気付かないうちに自律神経の働きはどんどん悪化…。そして、次にあげる2つ目の原因をキッカケに、一気に症状が出てしまうのです。

原因(2) 秋の気候の変化
秋になると気候が変わり、気圧が低くなります。低気圧になると空気中の酸素濃度が少なくなる為、呼吸が乱れ、自律神経も不安定に…その結果、体調を崩しやすくなり夏のダメージが、一気に「秋バテ」となってあらわれるのです。
「秋バテ」は、放っておくと免疫や代謝に影響が出てくるだけでなく、感染症にかかりやすくなったり、心筋梗塞や脳梗塞などのメタボ系の病気につながりかねません。しっかりと改善することが大切です。

「秋バテ」解消法

(1)入浴
自律神経を整えるには、40℃以下のぬるめのお湯に10〜30分、ゆっくりとつかりましょう。身体を休ませる副交感神経が優位になるため、寝る直前に入るのがポイントです。

(2)運動
適度な運動も効果的です。少しきついと感じる運動を毎日行いましょう。
身体がだるいからといってむやみに休んでばかりいるのは禁物、毎日適度に動くことが大切です。

胃の「秋バテ」の原因

(1)夏の冷たいものの摂り過ぎ
胃の「秋バテ」も、実は夏の間に始まっています。
冷たいものを摂りすぎると、胃の温度が本来の37℃から25℃前後となり、
血流が低下し、動きが鈍くなります。さらに胃の温度が下がると消化力も低下するため、
この繰り返しによって、ダメージが知らぬ間に蓄積されているのです。

(2)秋の食べ過ぎ
夏の間に弱った胃に追い打ちをかけるのが、秋の食べ過ぎです。
食べ物が口に入ると、胃液の分泌を促すガストリンというホルモンが放出されますが、
タンパク質や脂質の多いものを食べ過ぎるとガストリンはすぐに増加し、
胃液が出過ぎてしまう為、胸やけや胃もたれなどの胃の「秋バテ」を引き起こします。

また冷たいものもガストリンの分泌を増やし、自律神経の働きを低下させます。
暴飲暴食は避け、食後すぐに寝たり、空腹時にお酒やコーヒーを飲んだりするのも
胃に負担をかけるので注意が必要です。

胃の「秋バテ」解消法

白湯を、朝コップ一杯飲みましょう。胃腸が温まり血液循環が良くなります。
体温が上がることで代謝や免疫力が高まり、不調が改善します。