アーカイブ

第75回(9/22) 糖尿病

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:西村理明

日本での患者数とその予備軍を合わせると、2210万人にも及ぶと推測されている“糖尿病”。
今や“国民病”とも言われますが、実は健康診断だけでは判明しない“かくれ糖尿病”もあるんだとか。

健康診断で測定するのは「空腹時血糖値」と「ヘモグロビンA1c」ですが、
注意しなければならないのは<食後の血糖値>や血糖値・血圧が安定しても出てくる
<合併症>の恐怖など…いずれも早期発見・治療が大切。

今回は“かくれ糖尿病”と、すぐできる“血糖値コントロール食事法”をご紹介します。

かくれ糖尿病

“かくれ糖尿病”の人は<食後の血糖値>だけが極端に上がるため、一日の血糖の変動を
連続して見ていく必要があります。血糖値が極端に上がる理由は『すい臓が弱り、インスリンが出る量が少ない』あるいは『インスリンがきちんと働かない』と言われています。
健康診断では見つけることが難しい“かくれ糖尿病”。
気になる方は、最寄りの医療機関でブドウ糖負荷試験を受けることをオススメします。

【“かくれ糖尿病”セルフチェック】
下記チェックポイントに、2つ以上当てはまると危険です。
(1)40歳以上である

40歳を超えると、老化で「すい臓」の機能もだんだん落ちてきます。

(2)健康診断でメタボだと言われた

血圧、中性脂肪などが高いと、血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなります。
そのような状態が続くと、“糖尿病”になりやすくなります。

(3)20歳の時から10キロ以上太った

基本的に「すい臓」は、20歳の体重に合ったくらいまでしか成長しないんだとか。
その為、20歳の時の体重より増えた分だけ、すい臓の負担も大きくなり
“糖尿病”になる恐れも出てきます。


< “糖尿病”を防ぐためには>
●食事について
『毎食バランスの良い食事を摂る』『野菜もまとめてではなく、毎食摂るの』が理想的。
あまり噛まずに飲み込んでしまう早食いや毎日の飲酒も
「すい臓」に負担をかけ、“かくれ糖尿病”につながる可能性のある習慣と言われています。

●運動について
『週一回の長時間運動』よりも、『20分ほどの運動を週三回以上』する方がより効果的。

合併症の恐怖

治療を始め、血圧や血糖値が安定しても、
体内のあらゆる血管で“合併症”が起こる可能性はあります。
また“合併症”の初期は自覚症状がないため、早期治療が何よりも大切です。

「高血糖」のため血液中に増えた「ブドウ糖」の一部は血管の内側に吸収され、
糖の燃えカスのような物質に変化します。またこの燃えカスは、治療を始めても残り、
いつまでも血管にダメージを与え続けるとのこと。
治療を始め血圧や血糖値が安定したとしても、“合併症”で生活の質を落とさないよう、
生活習慣を今一度見直しましょう!

<長野市大岡診療所所長 医学博士 内場先生直伝!>
【「糖尿病予防」の3つの習慣】
(1)朝起きてすぐの体重測定

(2)朝起きてすぐの血圧測定

一日のはじめに自分の身体の状態を知ることで、健康管理への意識が高まります。

(3)食事の最初に、たっぷりと10分間野菜を食べる

野菜を先に食べることは食事の全体量を少なくし、総カロリーを抑える効果があります。また、先にご飯を食べたときより血糖値の上昇を抑えることができるというデータもあります。


誰にでもすぐできる「3つの習慣」で血糖値をコントロール!
ぜひ今日から、始めてみましょう。