健康カプセル!ゲンキの時間
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第73回(2013.9.8)
夏の疲れと腎臓
ゲンキリサーチャー:川島明
ドクター:横尾隆
まだまだ夏の暑さ残る9月、今回は夏の過ごし方と腎臓の関係を徹底調査。
夏の終わりに、疲れる・だるいなどの症状がある方は、腎臓をいたわってあげることがポイント。
これからの時期にオススメな「腎臓いたわりメニュー」もご紹介します!
夏の過ごし方と「腎臓」
アルコールなどの利尿作用によって尿量が増えると、陥りやすいのが脱水状態。
体内の水分量が減ると腎臓に流れる血液量も減少し、さらに老廃物をうまく排泄できなくなるため
腎臓に障害を与える可能性があるんだとか。また大量のアルコールの摂取は尿酸値を高め、かつ脱水を招くため、尿酸が腎臓内で結晶化し尿酸結石となる可能性もあります。また“汗をかくこと”も脱水状態を引き起こす原因となり、尿が濃くなって腎臓の中で「シュウ酸」と「カルシウム」が結合し尿路結石ができやすくなるんだとか。どちらの結石も、予防にはこまめな水分摂取が大切です。
さらに、このようなダメージを「腎臓」が受け続けると、体の中の毒素を出せなくなり
慢性腎臓病に陥ることも。慢性腎臓病の恐ろしいところは自覚症状がほとんどない点。
症状に気付いたときには、すでに透析や腎移植の治療が必要になっていることもあります。
「腎臓」お疲れ度チェック
まずはセルフチェックで、みなさんの「腎臓」の状態をチェックしてみましょう。
下の項目に3つ以上当てはまったら注意です。
(1)疲れやすい、立ちくらみがよく起こる。
(2)二日酔いになるほどアルコールを摂ることがある。
(3)塩分の多い食事を好む。
(4)足がよくつる。
足がつりやすい人は体の水分バランスが崩れ、常に脱水状態の可能性があります。
腎機能の低下によって起こる症状のひとつです。
(5)夜間によくトイレに行く。
夜間のトイレが多くなるのは、腎機能低下の一番の危険信号なんだとか。
腎臓で濃い尿を作ることができなくなり、老廃物を排泄しようと薄い尿を作り続けてしまいます。
「腎臓」いたわりメニュー
カリウムを含んだ食材は、加熱せずに食べることで、効率よく摂取できます。
*腎臓に疾患がある方は「カリウム」の排泄ができなくなっているので、摂取には注意しましょう。
■蒸し鶏とアボカドのサラダ
- <材料>2人分
- 鶏ささみ(筋なし)
- 2本(100g)
- 塩
- 小さじ1/4
- 酒
- 大さじ2
- 生姜スライス
- 2枚
- 長ネギの青い部分
- 適量
- アボカド
- 1個(約160g)
- (種を取り皮を剥いて実を2cm角に切る)
- レモン汁
- 大さじ1
- オリーブオイル
- 大さじ1
- 塩
- 少々
- 皮付きアーモンド(無塩)
- 10g
<作り方>
(1)鶏ささみは塩をふって耐熱皿にのせ、生姜スライス、長ネギの青い部分、
酒をふりラップをして 600Wのレンジで2分加熱して蒸す。
(2)(1)の粗熱が取れたら、煮汁はボウルに移して、鶏肉は一口大にスライスしておく。
(3)鶏の煮汁にレモン汁、オリーブオイルを加えて、さらに切ったアボカド、
スライスした鶏肉を加えて和え、 最後に軽く塩で味を調える。
(4)器に盛って、アーモンドを散らしたら出来上がり!
■サバと納豆の冷や汁風
- <材料>2人分
- さば缶(汁も加える)
- 1/2缶分(約100g)
- 納豆(ひきわり)
- 1パック(30g)
- 味噌
- 大さじ1
- すりごま
- 大さじ1
- 白だし
- 小さじ2
- 冷たい水
- 400cc
- キュウリ
- 1本(100g)
- (薄く輪切りにして塩を軽くふり揉んでおく)
- 塩
- 少々
- ご飯
- 2膳分
- ※薬味/みょうが、大葉など
<作り方>
(1)ボウルにさば缶を汁ごと加えて軽くほぐし、
そこに味噌を加えて煮汁で溶くように混ぜる。
(2)そこに納豆、すりごま、白だしを加えたらよく混ぜて、冷たい水を少しずつ加える。
(3)器にご飯を盛り、(2)の煮汁を適量かける。最後に水気を軽く絞ったキュウリ、
薬味のミョウガの輪切り、大葉の千切りなどを飾り、すりごま(分量外)をふりかけて