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第70回(8/18) 人間ドック

ゲンキリサーチャー:ヒデ
ドクター:岩男泰

皆さんは「人間ドック」、受診したことがありますか?
実は日本人の「人間ドック」受診率は横ばいで、受けたことがないという方も多いんだとか。
しかし多くの外国人の方が“医療ツーリズム”で日本に「人間ドック」を受けにくる程、
日本の「人間ドック」は信頼され高い評価を得ています。
「人間ドック」の長所は、企業や自治体などの健康診断などにくらべ、
より細かく、よりよい設備で詳細な検査が受けられ、
かつ、自分が心配な身体の部分の検査を受けられるというところ。
今回は「人間ドック」の疑問を徹底解明!賢い人間ドックの選び方をお伝えします。

人間ドックのメニュー

「人間ドック」は一通りの検査が網羅されている標準コースに、
自分が受けたい検査項目、オプションを追加していきます。


■(一般的な)標準コースのメニュー
・血液検査 ・視力検査 ・眼底検査 ・心電図 ・肺機能検査
・胸部X線検査 ・胃のX線検査 ・腹部超音波 ・身体測定 ・血圧
・尿検査 ・便検査 ・聴力等    


■オプション項目(代表的なもの)
・CT(X線で撮影、肺や肝臓、腎臓など)
・MRI(電磁波を使用、脳や神経、骨など)
・MRA(血管の画像化、動脈瘤や血管の狭窄)
・胃や大腸の内視鏡 ・負荷心電図 ・頸動脈の超音波検査 ・甲状腺 ・骨密度
・乳がん ・子宮頸がん ・腫瘍マーカー    
・PET-CT(がんがあるか一度に全身を調べることができる検査)

人間ドックの賢い選び方

実際に「オプション」項目を選ぶ際、どのように自分にあった項目を選べばよいのでしょうか。

例(1) 40代女性(がん家系)
女性は40代からは乳がんや子宮頸がんなどの婦人科の項目は必ず受診しましょう。
また、がん家系の人は、まず気になるがんにターゲットを絞り検査を受けるのが専門家のおすすめです。

例(2) 40代男性(メタボ、喫煙)
喫煙者は、。小さな病変を見逃さないためにも、胸部X線ではなく肺のCTが重要です。
また、メタボの人は生活習慣病になりやすいため、心臓や血管を負荷心電図や頸動脈の超音波などでしっかり調べましょう。

例(3) 男性高齢者(持病なし、毎年健診を受診)
持病がなく健診もしっかり受けている方は、健診では見てもらえない脳のMRIや頸動脈の超音波がおススメです。
男性特有の前立腺がんの分かる腫瘍マーカーもチェックしておきましょう。

例(4) 50代女性(お酒好き、健康に無頓着)
過度な飲酒が習慣化している方は、肝機能だけでなく内視鏡で食道がんや大腸がんに関しても調べましょう。
アルコールはすい臓や胆のうにも悪影響を与えるので、超音波検査を入念に。
さらに50代以上の女性は骨密度もチェックしてもらいましょう。

価格の安さだけでなく、自分の生活習慣や病歴などをふまえて
どの検査を受けるとより効果的なのかを自分自身でも精査しつつ、
コース(検査)の選び方を相談にのってくれる施設を選択するのも良い方法です。
「人間ドック」を受診することで自分の健康を見直す機会を持ちましょう。