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第68回(8/4) 心筋梗塞

ゲンキリサーチャー:深沢邦之

年間およそ19万人が命を落とす「心疾患」。
中でも「心筋梗塞」は死亡率が高く、後遺症が残る可能性もあるんだとか。
今回は、「心筋梗塞」の様々な症状や最新治療についてお伝えします。

心筋梗塞

心臓の周りを巡っている、冠動脈。
これは心臓が動くための酸素や栄養を送っている血管ですが、この冠動脈が詰まり血流が滞った状態が「心筋梗塞」です。心臓自体に栄養や酸素が届かないため、鼓動が弱くなり、全身に血液を送れなくなります。
「心筋梗塞」は通常、激しい胸や背中の痛み、まれにあごや肩の痛みを感じ、冷汗や吐き気を伴うこともあります。心臓の血管を詰まらせる原因といわれているのが『プラーク』です。『プラーク』は、主にコレステロールや脂肪などでできており、血管の内壁にへばりついて徐々に血管を狭くします。
「心筋梗塞」の原因は、年齢も大きな要素になりますが、やはり肥満・喫煙・睡眠不足やストレス、また過度のダイエットも心臓に負担をかけるため、原因と考えられています。

「心筋梗塞」の最新治療<ロータブレイター>

「心筋梗塞」の主な治療法が、カテーテルによる手術です。手首や太ももから動脈を伝って管を通し、血管内に詰まったプラークを取り除くという方法です。
しかし、何年も放置したプラークは、血液中のカルシウムが溶け込み、まるで骨のように堅くなるため、カテーテルで血管を広げることは難しくなるんだとか。
そこで、身体に負担の少ないカテーテル手術で石灰化したプラークを取り除けるよう考えられたのが、トンネルを掘るようにドリルでプラークを壊す方法。
その最新機器が「ロータブレイター」です。

プラークは、腎臓の血管に溜まると腎不全になり、頸動脈に溜まると脳に影響を及ぼし、脳梗塞を起こす可能性もあるんだとか。普段からプラークを溜めない生活を心がけ、またプラークの早期発見のために、積極的に心臓の検診を受けることが大切です。