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健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

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石丸幹二
坂下千里子

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第62回(2013.6.23)

太る脳

太る脳

ゲンキリサーチャー:ザ・たっち
ドクター:浅野次義

一度食べたらやめられない、ダイエットの大敵「やみつき」。
実は「やみつき」の原因は脳と深く関係し、つい食べてしまう人は、『太る脳』になっているんだとか。
『太る脳』をコントロールし、無理なくダイエットを目指しましょう!

「やみつき」のメカニズム

味覚は、5つの基本の味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)で構成されています。
「やみつき」の黄金比は、甘味と塩味が1対1の同じ比率。
その味が濃くなればなるほど、「やみつき」度合いが深まると言われています。

実はこの禁断の組み合わせ、『脳』に影響があるとのこと。
例えば、同じ味を食べ続けると“飽き”が生じ、脳にある『満腹中枢』がそれに反応して
「もうお腹がいっぱい」という信号を出します。これが、『感覚特異性満腹』です。
しかし、甘味と塩味を一緒に摂ると刺激が複雑になるため、『感覚特異性満腹』が起きにくくなり、
満腹でも「もっと食べたい」という“ニセの食欲”が起きるといいます。

さらに、もう1つの禁断の組み合わせが、甘味と酸味です。
甘酸っぱい味の代表格は、ショートケーキ・スパゲティナポリタン・オムライス・ピザなど。
強い甘味と酸味が程よいバランスのこれらは、「やみつき」メカニズムでもあるので
食べ過ぎには注意しましょう。

「やみつき」にならないようにするポイントは、薄味に慣れること。
薄味の食べ物であれば、刺激はそれほど大きくなく、薄味は食べ過ぎを防ぐ重要な要因になります。
ただ、あまり単調な食事ばかりだと満足感を得ることができず、反動で食べ過ぎてしまうことも。
サラダなどで、“香り”や“食感”を楽しむなど…食べ方を工夫しましょう。

『太る脳』診断

下記項目に、3つ以上当てはまると『太る脳』の可能性が高くなります。
日常生活を振り返り、チェックしてみましょう。
(1)テレビや雑誌を見ながら、食べることがある。
何かをしながらの食事は「食べること」に集中できず、
だらだら食べ続けるため、『太る脳』を引き起こす傾向が高い。
(2)嫌なことがあると、引きずる方だ。
ストレスのはけ口がないと、食べることで発散しがち。
(3)コンビニやスーパーなどに行くと、ついお菓子コーナーに行ってしまう。
(4)腹いっぱいでも、デザートは食べてしまう。

お菓子やデザートなどを我慢できない人は、
欲望に負けやすい『太る脳』になっている可能性が高いので注意しましょう。
(5)夢中になれる趣味がない

ダイエットクイズ

(1)食べ過ぎを防ぐ食前の運動は?
A:ゆったりと体操する「有酸素運動」
B:腕立て伏せやスクワットなどの「無酸素運動」

答え―B
血糖値が下がることで空腹を感じ、食欲が増します。
食事の前に「無酸素運動」を行うと、体内でアドレナリンが分泌され、
肝臓から糖が分泌されるため、一時的に血糖値が上がり食欲が抑えられます。
(高血圧症など激しい運動を控えた方がいい方は、注意してください)

(2)夜、脂っこいものを食べるとき、より脂肪吸収を抑えてくれるのは?
A:熱いお湯をたっぷり注いだ 熱い番茶。
B:じっくり一晩水出しした、冷番茶。

答え―B
一晩かけてじっくり抽出した番茶には、
脂肪吸収を抑える効果のある「ポリサッカライド」が多く含まれています。
緑茶やウーロン茶にも脂肪吸収を抑制する作用はありますが、
カフェインが多いため、夜飲みすぎるのには注意が必要です。

(3)よく噛んで食べると「セロトニン」というホルモンが分泌され、早めに満腹感を得られますが、
食べる前に“あること”するとさらに効果的。さて、その“あること”とは?

A:手拍子。
B:鏡をみる。

答え―A
「セロトニン」は脳内で作られる、安らぎや幸福感を与えてくれるホルモン。
手拍子や咀嚼など、リズミカルな動作によって分泌され、
より早めに満腹感を得ることができるとのこと。
食事のときは、20~30回ゆっくりリズムを取りながら、良く噛んで食べると効果的です。

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