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第57回(5/19) ピロリ菌

ゲンキリサーチャー:えとう窓口
ドクター:河合隆

日本では、年間約5万人の人が命を落とすという「胃がん」。
実は、そのほぼ100%の人が胃の中に「ピロリ菌」を持っていると言われています。
「ピロリ菌」はWHO(世界保健機構)が、タバコと同じ“第一級発がん因子”として認定している細菌。しかし胃痛や胸やけなどの症状がないことも多い為、気付かない内に感染していることも。
今年から保険適用になった慢性胃炎患者の「ピロリ菌」の除去で、胃がんを予防しましょう。

ピロリ菌

感染するのは、免疫力が弱く胃酸の酸度が弱い5歳頃までと言われています。昔は、川や井戸水の中に住んでいたという「ピロリ菌」。幼い頃に川で遊んでいたり、井戸水を飲んだことのある人は要注意です。「ピロリ菌」は、除菌をしない限り何十年と胃に住み着き、胃粘膜の細胞に毒素を注入して細胞を破壊するため、『慢性胃炎』『胃潰瘍』『胃がん』を引き起こす原因にもなるとのこと。「ピロリ菌」がいる胃は、赤みや炎症・むくみ・ヒダがないなどの異常が見られますが、幼いころから痛みに慣れてしまっている為、自覚症状があまり見られません。

【「ピロリ菌」感染度チェック】
下記項目に3つ以上当てはまる場合は、感染の可能性が高くなります。
(1)子供の頃川で遊んだり、井戸水を飲んだりしていた
(2)親が噛み砕いたものを食べていた
(3)両親が胃の病気をしたことがある
(4)若いときによく胃が痛くなったが、今は痛くない
(5)健康診断で胃炎と言われたことがある

「ピロリ菌」の除菌

「ピロリ菌」を除菌すれば、『胃がん』のリスクを下げることができると言われています。方法は1週間、朝と夜に薬を飲むだけ。除菌の成功率は1回目で約70%、2回目で95%以上とのこと。
除菌後は胃酸の分泌が正常化し、消化吸収が促進されて胃の調子が良くなりますが、消化吸収が良くなるため、太りやすくなることも。除菌をきっかけにライフスタイルや食生活を見直し、ぴかぴかの胃を手に入れましょう。

※保険適用での「ピロリ菌」除菌については、最寄りの医療機関で詳細をお尋ねください。