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第35回(12/2) 乾燥
ゲンキリサーチャー:TKO
ドクター:池田勝久

肌の乾燥

表皮の最も外には角質層があり、およそ0.02oと非常に薄いのですがスポンジのように水分を保持できます。この角質層に天然の保湿成分が染み渡り肌を乾燥から守っています。ところが冬になると、寒さのため保湿成分の分泌量が少なくなり、一部の角質層がむき出しになって空気の乾燥により水分がどんどん蒸発、そのために肌がカサカサになってしまうのです。

では、冬の肌の健康状態を左右する様々な環境の中で、一番気を付けなければならないのはどのような場所なのでしょうか。
実験の結果、エアコンの暖房が一番乾燥の度合いが高くなりました。
乾燥には、空気の流れがあるかどうかが大きく作用します。エアコンは風があるだけでなく熱も高いので、乾燥しやすい環境と言えます。
石油ストーブは、石油が燃焼する際に水分を出しているためそれほど乾燥はしません。

また乾燥を防ぐために保湿クリームを使う場合は、肌が光るまで塗るのが効果的です。

ノドの乾燥

ノドや気管支などには粘液に包まれた「線毛」という細い毛があります。通常これが激しく動くことで異物や病原菌などを取り除いてくれます。ところが空気が乾燥すると粘液部分の水分が不足し、線毛の動きがまばらになってしまい異物の排除が難しくなります。
さらに空気が乾燥すると、空気と一緒にノドに侵入するウイルスも元気になるため、風邪をひきやすい状態になってしまうのです。

ノドの乾燥にはマスクが効果的です。また冬場は室内も乾燥しているため、加湿器の使用や濡れたタオルを干すのも良いでしょう。
ウイルスは鼻やノドから侵入します。鼻やノドを強化するために保湿を心掛け、さらに免疫力をアップさせることも大切です。

免疫力を高めるために

笑うことや、お風呂に入ることにはリラックス効果があるため、副交感神経を高めます。この、副交感神経を高めることが免疫機能の向上にもつながります。
また運動については、激しい運動は免疫力を低下させ、適度な運動を継続すると免疫力がアップすることがわかっています。