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第33回(11/18) めまい

ゲンキリサーチャー:川田広樹

めまいの種類

(1)非回転性めまい
激しく呼吸をしてクラクラしたりフラフラしたりする、一般的に脳貧血や酸欠とよばれる状態もめまいの一種です。
また激しい運動によって脳に送られる血流が変化して起こるめまいもあります。これはしゃがんだ状態から立ち上がった時になる立ちくらみと同じ症状です。
このようなめまいは非回転性めまいと呼ばれていて、安静にしていればすぐに治まります。

(2)回転性めまい
自分や景色がグルグルと回っているように感じるのが回転性めまいです。このめまいの原因を作っているのは三半規管です。三半規管は耳の内耳にある平衡感覚を司る器官で、中はリンパ液で満たされ身体の動きと反対方向に流れることでバランスを維持しています。
この三半規管に異常があると起こるめまいが、良性発作性頭位めまい症。
三半規管のねもとにある耳石器から耳石がはがれ、三半規管に入ってしまう病気です。加齢とともに耳石がはがれやすくなるため、50代以上の、特に女性がなりやすいと言われています。

また内リンパ水腫という水ぶくれができ、三半規管など内耳全体に異常が発生する病気がメニエール病です。なぜ水ぶくれができるのが、なぜめまいが起きるのか詳しい原因は不明ですが、メニエール病にかかると耳鳴りや激しい吐き気だけでなく、聴力まで徐々に失われていくと言われます。

めまいチェック法

その(1)
メジャーを用意します。目の前でメジャーを引いてもらい3目盛ごとに目で追いかけるように意識します。正常なら眼球に小刻みな動きが見られますが、異常があると眼球は動きません。

その(2)
目を閉じた状態で両腕を上げ下げします。10回繰り返したところでストップします。このとき、腕の高さが左右で10センチ以上離れていたら要注意です。

その(3)
まず自分の名前を縦に書き、違う色のペンを第一画目の書き始めにおきます。そのまま目を閉じて、習字を書くように腕を浮かし、最初に書いた名前をなぞるように意識して書きます。
最初に書いた文字と後に書いた文字がまっすぐなら問題ありません。右にずれたり左にずれたりしていると、内耳に異常があるかもしれません。

めまい予防法 ドクター直伝!「ゴロゴロ体操」

仰向けに寝て、右に首を曲げて10秒静止します。次に正面を向いて10秒静止、今度は左を向いて10秒静止、そしてまた正面に戻って10秒静止します。これを朝晩10往復繰り返します。首が悪い方は身体ごと動かしてもかまいません。10回が長い場合は5回でも良いので、なるべく頭を動かしましょう。めまいを起こさないためには細かい耳石を大きな塊にさせないことが大事です。
また耳石の主な成分はカルシウムです。カルシウム不足になると耳石がはがれやすくなるため、牛乳や小魚を摂ることも予防につながります。

もしめまいが起きてしまったら、暗い場所で視界を遮り、楽な姿勢で安静にするのが大切です。

まれに、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などでもめまいが起こる場合があります。めまい以外にも飲み込みにくい、物が二重に見える、言葉がもつれる、手足の力が抜けるなどの症状がある場合は病院にかかりましょう。