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第28回(10/14) 不整脈

ゲンキリサーチャー:林家木久蔵

不整脈には大きく分けて3つの種類がありますが、その中には怖い不整脈と心配のない不整脈とがあります。

心電図

心臓は、心臓内で発生する電気信号によって拍動しています。その電気の流れに異常がないかをチェックできるのが心電図です。心電図の波形からは、心臓の状態だけでなく身体的特徴まで読み解くことができます。

不整脈の3つのタイプ

(1)期外収縮
拍動のタイミングがずれ、脈が飛ぶ感じのする状態です。多くの場合は症状を感じませんが、胸の不快感やギュッとした痛みが起こることもあります。期外収縮はストレスや喫煙、飲酒、睡眠不足、疲労などでより出やすくなるといいます。
しかし期外収縮は健康な人でも毎日見られ、1日の拍動数10万回のうち、自分の年齢の数ぐらいなら問題はありません。

(2)除脈性不整脈
1分間の拍動数が50回以下で、心拍数が少なくなる状態です。そのため全身に血液が送れず、めまいや息切れ、失神を引き起こすことがあります。
除脈性不整脈は様々な理由で起きますが、加齢によって心臓の発電力が衰えることで発症することが多いと言われています。
場合によっては死の危険もある、怖い不整脈です。

(3)心房細動
心臓の電気信号の乱れにより、1分間に400〜600回も心臓の上部が収縮し、細かくけいれんを繰り返す状態です。心臓が速く動くため、動悸や息切れ、冷汗や吐き気などの症状が見られ、場合によっては心停止を起こすこともある、怖い不整脈です。
心房細動も加齢による心臓の衰えや、過度なストレス、疲労、飲酒、心臓の疾患に原因があると言われていますが、若くて健康な人でも発症することがあります。

不整脈の検査

不整脈は常に症状が出ているわけではないので、本人が気のせいだと思ってしまうことが多くあります。また病院での診察時に症状が出ていないと、正確な判断も難しくなります。
一般的な健康診断で使用される十二誘導心電図は、わずか10秒間ほどの間の心電図になります。もう少し詳しく検査するには、不整脈の精密検査に使われるホルター心電計を使用します。これは身体に5つの電極を貼り携帯用の心電計を装着し、24時間の脈を測定するものです。
早期に発見するには、定期的な検査を受けると良いでしょう。
特に、引きずり込まれるようなめまいや失神には要注意です。