CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
7月7日(日)第4回CBC生きもの地球学校
「オーストラリア大陸 動物紀行」 at 東山動物園
7月7日(日)に東山動物園で開かれた「生きもの地球学校」のテーマは、『オーストラリア大陸 動物紀行』。10歳から70歳までの35人が参加しました。この日の名古屋は最高気温が35.2度。参加者は梅雨明けを思わせる強い日差しが降り注ぐ園内へ、オーストラリアの動物達に会いに出かけました。東山には、16種のオーストラリアの動物がいますが、参加者たちが一番盛り上がったのが、カンガルーの見学。飼育担当者が、お腹の袋を広げて見せてくれ、しかも中には赤ちゃんが!カンガルーは一頭ずつしか赤ちゃんを産まないことが多く、繁殖のために、袋の中には絶えず赤ちゃんがいるということです。また、ワライカワセミの前で、あらかじめ録音した自分達の鳴き声を聞かせると、5羽が一斉に反応し、「コココ、カカカ、ホッ、ホッ、ホッ」と特徴的な鳴き声の大合唱が東山の森に響き渡りました。この後、参加者はオーストラリアに生きるオウム・インコの生態を追ったドキュメンタリーを鑑賞し、「オウムが頭がいいことに驚いた」といった感想が寄せられました。来月の「地球学校」は名古屋港水族館でベルーガに迫ります。