CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
4月14日(日)第1回CBC生きもの地球学校
「海の旅人~ウミガメの行方に迫る~」 at 名古屋港水族館
開催3年目を迎えた『CBC生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』。4月14日(日)には、名古屋港水族館で今年度初回の講座を開き、親子ら42名が参加しました。初回は、「海の旅人~ウミガメの行方に迫る~」をテーマに、ウミガメ飼育担当の岡本 仁さんから、ウミガメの骨格標本や、大海原での回遊調査に使われた無線機を甲羅に背負ったウミガメの剥製など、珍しい標本も交えて、ウミガメの生態に関して詳しい説明がありました。また、通常では見られないアカウミガメ繁殖施設のバックヤードへの見学も特別に組まれ、参加者はウミガメが間近に観察できてよかったと話していました。さらに、マレーシア沖で生息するウミガメの一種アオウミガメの生態を取り上げた貴重な映像の上映会もあり、内容盛りだくさんの講座は参加者に大変好評でした。次回は、東山植物園で5月3日(金・祝)に開催予定です。