CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
3月16日(土)第12回CBC生きもの地球学校
「プランクトンから見た食物連鎖」 at 名古屋港水族館
3月16日(土)に今年度最後となる生きもの地球学校が名古屋港水族館で開催されました。今回のテーマは「プランクトンから見た食物連鎖」で、11組23名が参加しました。この日の講師は学習交流課の勝見さん。まず、顕微鏡の使い方のレクチャーを受けた後、参加者は埠頭に出て、勝見さんが特別なネットで採取した海水を室内に持ち帰りました。それらを顕微鏡で覗くと、植物プランクトンのヤコウチュウや、植物プランクトンのせん毛虫の仲間などがいっぱい!「おたまじゃくしみたい」、「ミジンコのようなものがいた」と、見えたものの正体を勝見さんに熱心に確認する参加者もいました。その後は勝見さんから海のプランクトンは食物連鎖の基盤であり、大切な役割を担っているという解説を聞きました。そして本物のイワシがどのようにプランクトンを食べるか本物のイワシの口の中を見て学習し、イワシを中心とした自然の厳しい食物連鎖についてのドキュメンタリーを鑑賞しました。