みどころ

今年、「伊勢神宮」は20年に一度の「式年遷宮」を迎えます。
その意義のひとつには、1300年もの間、社殿の建替技術や装束・神宝の新調する技を「後世に伝えてきた」ことにあるといいます。
番組では、この意義にならい、三重県で「後世に伝えられている」ものを訪ねていき、伝える側と受け継ぐ側両方の人々に注目します。
師匠から弟子。親から子。先輩から後輩。
そこにあるのは・・・「伝えていくことの難しさ、守り続けていくことの大切さ」です。
伝えていくのは、その技だけではなく、心も同時に伝えて生きます。守り続けながら、その時代にあった形に合わせつつ、本質を失わないように絶えず努力を重ねていきます。

マギー司郎さんと審司さんのお二人には、師匠と弟子というそれぞれの立場で伝える難しさや受け継ぐ喜びなど、様々なドラマや頑張っている姿を聞き出していきます。

取材先一覧

■深川屋(ふかわや)

創業370年あまり、江戸時代から続く老舗の和菓子屋さんです。
当時から舶来の砂糖を使った銘菓「関の戸」の変わらぬ味を守り続けています。
江戸時代、参勤交代の大名たちによって、そのおいしさが全国に伝わり、やがては京都の朝廷にまで知られるまでになりました。
また、14代目の服部亜樹さんは関宿保存会という町並を守る活動もしています。

■土楽窯(どらくがま)

「伊賀焼」の産地として知られる伊賀市で、「黒鍋」という人気の土鍋を作っている伊賀焼を代表する窯元です。
当主の福森雅武さんは焼き物を作るだけでなく、伊賀の自然を愛で、花を活け料理を作る粋人として知られ、随筆家の白洲正子さんとも親交がありました。
最近では、四女の道歩さんと共に、糸井重里さんとコラボした土鍋やカレー皿を作っています。

■亀山心形刀流剣術(しんぎょうとうりゅう)

「亀山藩御流儀心形刀流武芸形」は、幕末より145年にもわたって伝えられている武芸の流派です。
現在、心形刀流赤心会のメンバーは、25人ほど。毎週火曜日と土曜日に稽古を行っています。
亀山城址に「亀山演武場」という立派な専用の道場があります。

■三重県立相可高等学校

ドラマ「高校生レストラン」で一躍全国的にも有名になった、そのモデルとなった高校です。
「調理部」という部活動の一環で、同じ町内にある「まごの店(土・日のみ営業)」というレストランの調理を請け負っています。
毎週木曜日と金曜日は、放課後、その仕込みに大忙しです。

■伊勢根付彫刻館

根付とは江戸時代に大流行した、巾着や煙草入れを帯に挟んで腰から下げるための留め具。
3〜5センチらいの大きさで、現代でいうストラップのようなものです。
日本では認知度はあまり高くないものの、世界では浮世絵や刀、漆と並んで四大工芸品として紹介されるなど高い評価を得ています。
師匠の中川さんは40年近く根付作りに取り組んでいます。
弟子の梶浦さんは、根付の精緻な細工と中川さんの人柄にほれ込んで弟子入りして3年ほど。元はNHKのキャスターでした。