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みどころ

スペシャルドラマ「月に行く舟」

小さな町の小さな駅。
幾つもの列車が過ぎてもなおホームに佇む、透明な瞳の美しい女。
女は男と出会い、列車を待つ間の短い時間の恋が始まる・・・

「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」…
1990年代日本ドラマ界を席巻し、今も時代の先端を走り続ける脚本家 北川悦吏子
北川悦吏子がこれまで描いてきたさまざまな恋愛模様・・・。
日常の中で運命を感じさせるようなその恋物語は、
若い視聴者を中心に絶大な支持を受け、
日本の恋愛ドラマのスタンダードを創ったと言われました。
そんな北川悦吏子が今回描くのは大人の恋物語。

スペシャルドラマ「月に行く舟」

舞台は、岐阜県。
主人公は盲目の美しい女・理生。
このドラマでは、二人の男女の出会いから数時間を描きます。
しかも女性の目は見えません。
恋愛のためのツールとして、携帯やメールが欠かせない現代、
まさに生身の人間同士が、いかに触れ合い
男女の距離を深めていくのか・・・。
この恋の結末は・・・?

スペシャルドラマ「月に行く舟」

物語は駅から始まります。
行き交う列車に乗り込むことはなく、ホームに佇む理生。
仕事を終え東京に戻るため駅にやってきた男・涼太。
些細な偶然から出会う二人。
互いにどこか孤独を抱えた二人は惹かれあい・・・
列車を待つ短い間の切ない恋物語です。

もう一つのみどころは、
穏やかに描かれる二人と対照的な、
涼太の仕事相手である大御所作家・佐々波慶太郎とその妻・千夏。
理生たちのもどかしい距離感とは正反対に、
老夫婦の軽妙な掛けあいからは
幾多の危機を乗り越え「共に生きる相手がいる幸せ」が伝わります。

ドラマが進むにつれ明らかになる理生の真実。
何故駅にいるのか・・・?
タイトルの「月に行く舟」とは・・・?

脚本家 北川悦吏子(きたがわえりこ)

北川悦吏子

1961年生まれ、岐阜県出身。
テレビの世界で数々の話題作を放ち続け、恋愛ドラマのスタンダードを作ったとも言える脚本家。
テレビドラマの企画の仕事を経て、「素顔のままで」(92年/CX)で連続ドラマデビュー後、「あすなろ白書」(93年/CX)、「愛していると言ってくれ」(95年/TBS)「ロングバケーション」(96年/CX)「ビューティフルライフ」(00年/TBS)「オレンジデイズ」(04年/TBS)「たった一つの恋」(06年/NTV)など話題作を数多く手掛ける。その透明感のある美しい物語は世の女性を魅了し、独特のセリフ回しなど、北川ワールドと呼ばれるようになる。
尚、「ビューティフルライフ」(00年/TBS)では向田邦子賞、橋田壽賀子賞を受賞。
2009年には「ハルフウェイ」で映画監督デビュー。
2012年にはパルコプロデュースの舞台「彼女の言うことには。」を執筆。
同年10月には脚本監督映画「新しい靴を買わなくちゃ」が公開。
エッセイ、作詞などでも人気を集め、その活動は多岐に渡る。
最新情報はツイッター(ID・halu1224)で!

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