今週の放送

#510　3月5日

「三州岡崎　滝山寺の鬼まつり」
愛知県岡崎市（JR東海道線・岡崎駅）

滝山寺の鬼まつりは、修正会[しゅしょうえ]（年のはじめに天下泰平を願う法要）を締めくくる行事。
鎌倉時代に始まったこの祭りの終盤、炎に包まれた本殿に登場する鬼達。災いを祓い、五穀豊穣、幸せを運ぶと信じられ、古代中国の鬼神の姿を伝えるとも言われています。

三州岡崎に春を呼ぶ滝山寺の鬼まつり。
炎の中に現れた鬼に、願いを託します。


	滝山寺は、およそ１３００年前、天武（てんむ）天皇の祈願で役小角（えんのおずぬ）が創建したという古刹。源頼朝をはじめ、徳川家光など、時の権力者が信仰を寄せたと言います。


滝山寺の鬼まつりは、年のはじめに天下泰平を願う法要、修正会（しゅしょうえ）を締めくくる行事。鎌倉時代に始まったと伝えられています。


	古くから、災いを呼ぶと恐れられてきた鬼ですが、滝山寺では、五穀豊穣、幸せをもたらすと信じられてきました。


絶大な力で邪悪なものを退けると言われた古代中国の鬼の姿を今に残すという滝山寺の鬼まつり。手にした鏡餅に幸せを願います。


	お問い合わせ滝山寺　０５６４－４６－２２９６