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今までの公演

#363 城田優「そんなヒロシに騙されて」

今回のゲストは城田優さん。鶴瓶さんは「大好きな男ですよ」と言う。理由は男前で、演技も申し分ないから。ハーフでありながら、時代劇も違和感なくこなしてしまう演技力を、鶴瓶さんは高く評価した。城田さんは入ってくると、余裕の表情を見せる。城田さんは全く緊張していないようで「決められたことをする時に、すごい緊張するんですよ。今回は何も決まってないので」と明かした。それを聞いて中井さんは「おめでとうございます。フリーです!!」と言うと、城田さんは「イェーイ!!」とお茶目な一面を見せた。ドラマは城田さんの希望で、鶴瓶さんがフレームイン、城田さんは板付きでスタート。

鶴瓶は「ヒロシー」と叫びながら入ってくる。奥に隠れていた城田は「あーどうもー。今日はお仕事だったんですか?」と、なぜかオネエ言葉。鶴瓶は作業着のところを見ると、どうやら仕事帰りのようだ。更に城田は「ウォーミングアップしてきました?」と聞くが、鶴瓶はしてきていないらしい。城田がエクササイズの先生で、鶴瓶は生徒であろうか。城田は「ここつかんで」とレッスンを始めようとしているが、鶴瓶は戸惑う。場所は雑居ビルの屋上。いつもは室内のようだが、今日は青空教室ということになる。

鶴瓶はこの教室に通い始めて2年。痩せたいと思って通い続けていたが、見た目に変化は全く起きていなかった。鶴瓶は「本当に痩せるの?」と不安そう。それに対し、城田は「小林さん・・・。最近すごく調子いいですよ」と上手くフォローする。鶴瓶は、城田に勧められたサプリを毎日飲んでいた。しかし鶴瓶は「騙されているのではないか?」と薄々感じ始めていたのだ。そのサプリはかなり高級で、鶴瓶は「ちょっと高すぎるもん・・・」と不満を口にするが、城田は「私もね、高すぎると思ってる」と上手く話を合わせる。城田は、相手の意見に同意することで、相手の不信感を和らげようと考えていたのだ。まさに詐欺師。

とはいえ、小さな瓶に入った錠剤が3万円もするので、鶴瓶は戸惑っていた。しかし、城田は「50%オフにしてあげる」と悪魔のささやき。その瞬間、鶴瓶の顔はとても嬉しそうに。完全に騙されている人間の顔だ。鶴瓶はレッスンを始める気になり、着替えのために階段を降りて行った。

1人になった城田は、電話をかけ始める。城田の声と態度は豹変し「もしもし?マジ面倒くせー」と話しだす。やはり城田は、鶴瓶を騙している。鶴瓶がパンツ一丁で戻ってくると、城田は「はいはーい」とオネエ言葉に戻り、電話を切る。

戻ってきた鶴瓶であったが、まだ不安そうな様子。そんな鶴瓶を見て、城田は「俺は絶対に痩せる!!」と言うと、鶴瓶に復唱させる。言葉で鶴瓶を洗脳しようとしているのだ。続けて、城田は「痩せなかったら嫁と離婚する!!」「サプリを買う!!」「会員登録もする!!」とあからさまに誘導。鶴瓶は異変を感じ「痩せなかったら全額返してくれるんやろ?」と確認するが、城田は「あら?ひょっとして契約書ちゃんと最後まで読んでなかった?」と聞く。契約書には「痩せなかったら全額返済します」という記述があったようだが、城田は「ただし1か月以内に限るって書いてあったでしょ?」と不敵な笑みを浮かべている。鶴瓶はこの教室に通い始めて2年。つまり鶴瓶には後がなく、城田に付いて行くしか残された道はないのだ。

城田は「いつものやりましょうか」と言うと「ハイっ!ワーン!ツー!ワンツースリーフォー!」とリズムをとり始める。鶴瓶はそれに合わせて踊りだすが、一度は我に返り踊りをやめる。しかし城田が再びリズムを取りだすと、鶴瓶は全身を使って踊りだす。全ては城田の思惑通り。ここで中井さんのOKコール。

文字通り、城田さんに「踊らされた」鶴瓶さんであった。鶴瓶さんは「騙されている人」という立場で、不安に感じていることをすべて城田さんにぶつけたが、城田さんはそれを巧みにかわした。城田さんのあまりの対応の上手さに、プレビュートークで鶴瓶さんは「本物の詐欺師や!!」と驚いた。中井さんも「通販の番組とかやってたんですか?」と聞いてしまうほどだ。もちろんそんなはずもなく、城田さんは臨機応変に対応しただけ。これが俳優・城田優の演技力だ。

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