今までの公演
#359 | 大和田美帆「パンケーキ」 |
今回のゲストは大和田美帆さん。大和田さんは、鶴瓶さんに「出たいです!!」と自ら言ったそうで、楽しみにしていたようだ。鶴瓶さんは「浅野和之さんとキムラ緑子さんも撃沈してますからね」と言うと、大和田さんは「名優という名優が・・・」と肩を落とした。大和田さんは、浅野さんから「何も考えずに行け!!」という単純明快なアドバイスを受けてきたそう。どんなドラマを作り上げるのか。スタートは鶴瓶さんが板付き、大和田さんはフレームインだ。
大和田はオシャレなジュースを2つ持って「セルフサービスだった」と入ってくる。鶴瓶はお礼を言うと「いつ帰る?」と聞く。大和田は「決めなくていいの?」とカップルのようなやりとりだ。二人はここに旅行で2週間滞在していて、もう十分楽しんだ様子。話を進めていくと、これは大和田の為の傷心旅行のようだ。大和田は「まだ完全に元気ではないけどね」と元気がなさそうだが、鶴瓶は「思い出すんやったら、いつまでも付き合ったるよ。癒されるまで」と一言。大和田は「かっこいいー!!」と鶴瓶にメロメロだ。褒められて照れる鶴瓶は「そろそろ部屋一緒にしてもええんちゃう?」といやらしい一言でごまかす。大和田は「何でよ!!それは嫌だよー」と恥ずかしそうに言う。二人はどのような関係なのか。
大和田と鶴瓶にはかなり年の差があったが、鶴瓶は「ずっと好きやったからなー」と気持ちを伝える。大和田が高校生の時から付き合いで、かれこれ10年以上だ。そんな昔を思い出していると、鶴瓶は「彼は何で死んだんや?」と唐突な質問。その時の大和田の傷を癒すための旅行なのだ。大和田には、結婚の話をするほどの彼がいたが、亡くなってしまったそう。大和田が「何でだろうね・・・」と涙を流すと、鶴瓶は「ごめんごめん」と話題を変えようとする。
大和田が「結婚しないの?」と聞くと、鶴瓶は「お前と出会ってからそんな気がなくなったんやー」と答える。鶴瓶は、大和田にとって「都合のいい男でいよう」と思っていたらしいが、大和田はどんどん色っぽくなっていた。今回の旅行中も、鶴瓶は大和田の部屋の前まで足を運び、再び自分の部屋に戻ることを何度も繰り返していた。それを聞いた大和田は「いやだー」と恥ずかしそうに言う。
すると鶴瓶は「あの男はほんまにいい男やったなー」と再び大和田の元彼の話をする。大和田は「こんな人には巡り会えないって思った」と昔を思い出すが「もういいよその話は!!もういい・・・前向いていこう」とポジティブな一面を見せる。鶴瓶はその姿勢に心打たれ「違うと所へ行こう」と誘う。嬉しそうな大和田を見て、鶴瓶が「バンクーバーとか近いで」と勧めると、大和田は「メープルシロップ食べたい!ケーキにつけて食べたいなー」と可愛らしい発言。しかし、大和田にはここで最後にやりたいことがあった。それはイルカを見ること。それを聞いた鶴瓶は、立ち上がり遠くを見始める。すると大和田は「水着のお姉ちゃん見てるじゃん!!」と嫉妬するが、鶴瓶が見ていたのはイルカだった。大和田も立ち上がり「どこ?」と鶴瓶の隣に立つと、鶴瓶は「あそこや」と遠くを指差す。ここで中井さんのOKコール。
とても可愛らしいドラマを作り上げた大和田さん。鶴瓶さんは大満足のようだが、大和田さんは「私本当はこんな真面目な人間じゃないんですよ!!はっちゃけて『人殺しました』くらい言えばよかった・・・くそー!!」と悔しがった。大和田さんは、ふざけた自分をさらけ出したかったようだ。しかしドラマを見た誰もが、大和田さんの『可愛らしさ』と『真面目さ』、そしてその中にある『気さくさ』も肌で感じとることができただろう。