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#358 | バカリズム「マジカルミステリーお通夜へようこそ」 |
今回のゲストはバカリズムさん。鶴瓶さんは「俺ら派の芸人じゃないですよね」と、バカリズムさんの独特な雰囲気を表現した。バカリズムさんは入ってくると「何も決まってないので、全く緊張してないです。緊張してないことに緊張してます」と、スジナシ特有の緊張をしているようだ。スタートは、鶴瓶さんが礼服姿で板付き、バカリズムさんはカジュアルな私服でフレームイン。
鶴瓶は「こんばんわー」と玄関で何度も叫んでいる。どうやら誰もいないようだ。バカリズムは静かに入ってくると「すみません」と話しかける。バカリズムが物音一つ立てずに入ってきたので、鶴瓶はビックリして転んでしまう。服装通り、鶴瓶は通夜に来た男だった。鶴瓶はそれほど深い関わりはなかったものの、亡くなった方にお世話になったそうだ。バカリズムは「裏のキャンプ場でキャンプをやってうんですけど、バーベキューをやろうとしたら火を忘れてしまって・・・」とここに来た理由を話し始める。なんとバカリズムは、通夜の席にマッチを借りに来た若者だった。それを聞いた鶴瓶は「アナタ常識ないんじゃないんですか?」と怒りだす。
バカリズムは、鶴瓶の説教など話半分に聞いている。あまり悪気がないようだ。二人は玄関から部屋の中に上がると、鶴瓶は「お祈りしてからマッチ持ってけば?」と怒りが収まってきたようだ。鶴瓶が胸ポケットからお香典を取り出すと、バカリズムは「お香典っていくらくらい入ってるんですか?」と質問する。さらにバカリズムは「この白黒の幕はどういう意味があるんですか?」と鯨幕を見て興味津々。常識がなく、好奇心が強い若者だ。
すると鶴瓶は「ちょっとお参りに入ってくるわ」と遺体のある奥の部屋へと入っていく。バカリズムは待っていると、向こうから「うわぁーー!!」という悲鳴が。鶴瓶は急いで戻ってくると「居ない・・・寝てるところに居ない・・・」と唖然としている。それを聞いたバカリズムは「え!?」と驚くと「面白くなってきましたねー。友達呼んでもいいですか?」と満面の笑みで聞く。不謹慎すぎる発言に、鶴瓶は「おい不謹慎やぞ!!友達呼んでどうすんねん?」と再び怒りだす。しかし、バカリズムの不謹慎発言は止まらない。バカリズムは「肝試しやる予定だったんでちょうどいいかなって・・・。友達呼んで思い出作りたいんです」と鶴瓶の怒りを逆なでする。さらにバカリズムが「ちょっと写メ撮ってきてもいいですか?」と言うと、鶴瓶の怒りは限界に。
鶴瓶は「お前いい加減にせえよ・・・」と呆れたように言うと、続けて「写メ撮るって・・・撮ってこいや!!」と急にバカリズムに乗る。バカリズムは嬉しそうに奥の部屋へ行くと「あっちなんか空気違いますね」と満面の笑みで帰ってくる。鶴瓶は「撮れたんか?」と興味津々。これがさっきまで怒っていた男の姿だ。バカリズムが写真を見せると、二人は「うわぁ凄い!!なんか写ってるな!!」と大はしゃぎ。ここで中井さんのOKコール。
バカリズムさんの超不謹慎発言の連続に、鶴瓶さんはカンカンであったが、最終的には二人で大騒ぎ。独特の『バカリズムワールド』に飲み込まれてしまったのだ。プレビュートークで、中井さんは「このまま続いてたら、多分一緒にバーべキューしてましたね」と推測。鶴瓶さんは大きく頷いた。恐るべし『バカリズムワールド』である。