今までの公演
#338 | 佐戸井けん太「それは香川から始まった」 |
今回のゲストは佐戸井けん太さん。スーツ姿がとてもよくお似合いだ。鶴瓶さんも『紳士の外出着』ということで、似たような服装。佐戸井さんはセットの下見をしながら、ハイテンションな一面を見せた。鶴瓶さんは「この人ホンマに面白い人やで」と楽しみそう。お二人のドラマに期待だ。スタートは鶴瓶さんが板付き、佐戸井さんはフレームインだ。
鶴瓶は音楽を聴きながら、マッサージにかかっている。とてもリラックスしている様子だ。すると佐戸井は電話をしながら入ってくる。仕事の電話のようで、仕事の出来る男といった感じ。それを見た鶴瓶は立ち上がり、佐戸井に向かって×を指でだすと、切るようにジェスチャーをする。佐戸井は隅に行って電話を続けるが、鶴瓶は立ち上がって近寄ると、再び切るようにジェスチャーをする。佐戸井が「失礼します」と丁寧に電話を切ると、鶴瓶は「誰だか知らんけど、ここ携帯使ったらあかんねんで!!」と怒る。佐戸井は「すみません。仕事の話でして・・・」と敬語がとてもよくお似合い。鶴瓶は「どこの部署や?」とかなりお怒りのようだ。
佐戸井は企画部に所属しているらしい。それを聞いた鶴瓶は「企画部は最近偉そうやねん」など、ブツブツと文句を言っている。佐戸井は「失礼ですが、どちらの部署で?」と丁寧な口調で聞くと、鶴瓶は部外者であることが発覚。営業の部長と仲が良いそうだ。それを聞いた佐戸井は「高橋をご存知で?大変失礼致しました」と更に下手に出る。佐戸井は入社当初から高橋の世話になっていて、慕っているようだ。佐戸井が「上海に居たときのお知り合いですか?」と聞くと、鶴瓶は「あぁーそうそう!!」と適当に返事をする。本当に高橋のことを知っているのか、怪しい返事の仕方だ。
佐戸井は仕事を始めようとするが、その前に「ずっとここに居られますか?」と確認。鶴瓶は高橋を待っているようで、それまで時間を潰しているらしい。佐戸井が「コーヒーでもお持ちしましょうか?」と気を遣うが、鶴瓶は遠慮する。続けて佐戸井が「では高橋をお呼びしましょうか?」と提案すると、鶴瓶は「あー高橋は呼ばんといて!!」と必死に拒絶する。高橋を待っているのに、どうして高橋を呼ばれると困るのか。
すると鶴瓶は「高橋じゃなかったかな・・・?」と急に言っていることが変わる。当然、佐戸井は怪しむ。佐戸井は「ひょっとして香川ですか?」と聞くと、鶴瓶は「あぁそうそう」と返事。しかし佐戸井は「香川という者は弊社にはおりませんが・・・」とまさかの発言。鶴瓶を試したのだ。鶴瓶は思わず苦笑いをするが、佐戸井は「ひょっとして吉川ですか?」と質問する。再び「あぁそうそう」と反応する鶴瓶であったが、佐戸井は「吉川という者は弊社にはおりませんが・・・」と同じ反応。鶴瓶は二度も佐戸井の罠にかかった。この会社に知り合いなどいなかったのだ。鶴瓶は、苦し紛れに「いや・・・松山?徳島だったかな?」と四国の県名を羅列する。さきほどの『香川』という名前から四国を連想したようだ。鶴瓶は完全に怪しい人物。
こうなると、佐戸井は攻めの手を緩めない。鶴瓶が名前を『佐賀』と名乗ると、佐戸井は「どちらにご用ですか?」と聞く。そもそも、この会社のリラックスルームで携帯電話を使うことは、慣習的に認められていた。佐戸井は注意された時から怪しんでいた。佐戸井は電話を持ち、どこかにかけようとするが、鶴瓶は必死に止める。しかし佐戸井は「私が電話をしてはいけないんですか?」と電話をかけ始める。佐戸井は「もしもし、高橋部長呼んで」と言って電話を切る。鶴瓶は完全に追い込まれ「言わなきゃいけないことがあります・・・」と、観念して椅子に座る。
鶴瓶は会社の目の前にある公園に住んでいた。たまたま服を拾ったので、この会社の中に入ってきたのだ。鶴瓶は「こういうところに憧れて・・・」と正直に告白するが、佐戸井は電話をかけると「警備呼んで」と一言。鶴瓶は「正直に言ったじゃないですか!!」と必死に抵抗するが、佐戸井は「正直に言えば何でもいいってもんじゃないでしょ!!」と怒鳴る。もはやどうすることも出来ないので、鶴瓶は泣き寝入り。佐戸井が「本当の名前は?」と聞くと、鶴瓶は「福岡です」とまたしても県名だ。佐戸井は「長崎じゃないの?山口さん?どっちなの!!」と、鶴瓶に乗る。鶴瓶は「熊本です」と名乗ると、中井さんのOKコール。
佐戸井さんはスーツが良く似合い、口調もとても丁寧だ。まさに『ビジネスマン』といった感じで、とてもしっくりくる役柄であった。鶴瓶さんは「この人は息が合うからなんぼでもやってれるわ!!」と大絶賛。丁寧な口調でありながら、自然に鶴瓶さんのボケにも乗ってくる佐戸井さん。鶴瓶さんは大満足だ。そしてドラマの中では、佐戸井さんが出した『香川』という名前からはじまり、お二人は名前を県名でやりとりした。お二人はドラマの中で日本旅行を楽しんだのだ。