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#326 | 川島海荷「レッスン~歩道橋から、はじめよう~」 |
今回のゲストは川島海荷さん。ガールズユニット『9nine』のメンバーとして活躍中。川島さんが入ってくると、鶴瓶さんは「可愛いなー!!何これ!?」と大絶賛。どんなドラマが出来上がるのか。スタート状況は鶴瓶さんが板付き、川島さんがフレームイン。
川島が入ってくると、鶴瓶は「うーっす」と仕掛ける。それに対し川島は「あ、どうも。今日からお世話になります」と、謙虚な姿勢を見せる。鶴瓶は絵画教室の先生のようで、川島は高校1年生。先生に憧れてこの絵画教室に来た生徒だ。しかし鶴瓶は、もう間もなくこの絵画教室をやめることになったことを告白。事情があって、フランスに行くことになったらしい。帰ってくるのは2年後の予定である。
川島は幼い時、母親に連れられて絵を見に行った。そこで鶴瓶の作品を見て、画家としての鶴瓶に惚れたのだ。そんな憧れの鶴瓶を目の前にして、川島は「普段はどんな絵を描くんですか?」と質問する。鶴瓶は「裸体!!ほとんど女の人の裸体!!」と答える。川島は「がたい!?」と、裸体の意味が分からない様子。鶴瓶は「裸体!!女の人の裸です!!」と説明する。鶴瓶は裸体の置物を持ち込み、川島に描かせようとする。鶴瓶曰く「裸体には色々なものが含まれている」らしい。しかし川島は「そんなものを書く人だとは思わなかったです・・・」と幻滅しているようだ。焦った鶴瓶は、手の置物を持ってくる。
川島は手を描きだすが、ここで悩みを打ち明ける。それは「絵が好きなのに自分の絵が評価されない」こと。鶴瓶は「習おうとするから評価されないんです!!」とダメだし。絵を描く際には『想像』が大事だという。そして鶴瓶は「俺の絵を見て何を感じたの?」と聞く。川島は「綺麗だなーって思いました」と純粋な感想だ。川島が見た絵のタイトルは『歩道橋』。純粋な一人の少女は、その絵から色々なことを感じていた。川島が熱く想いを語っていると、鶴瓶はいつの間にか無言に。心配になった川島は「どうしたんですか?寝てないですよね?」とつっこむが、鶴瓶が口を閉ざしていたのには理由があった。
鶴瓶は「『歩道橋』を描いてから自分の絵が描けなくなってしまったんや」と悩みを告白する。フランスに行く為に辞表を出したのもそれが原因だ。『歩道橋』を描いて以降、何を描いても認められない。鶴瓶は少しずつ暗いトーンになっていき、顔も上げることが出来ない。
そんな鶴瓶の話を聞き、川島が口を開く。「考えすぎなんじゃないんですか?同じものを何回も描けるわけないじゃないですか。評価とかを気にする前に、自分が描きたいものを描くことが大事なんじゃないんですか?楽しく続けることが大事なんじゃないかなー」。川島の純粋な想いが、鶴瓶を画家としての原点に戻した。下を向いていた鶴瓶は、驚いたように顔を上げる。鶴瓶は「16歳の子に言われて目が覚めた気がする。『歩道橋』が始まりだったのかもしれん・・・」と言う。川島は「きっとそうですよ」と満面の笑み。純粋な気持ちで絵を愛する少女は、プロとして活動する鶴瓶に大事なことを教えたのだ。ここで中井さんのOKコール。
プレビューで、鶴瓶さんは「『裸体』という言葉を出して、川島さんの可愛さをかき消したかった」と、スタジオを笑いに包んだ。そんな川島さんは、ドラマの中でも可愛らしく純粋な女性。レッスンを受けに来た川島さんが、鶴瓶さんにレッスンをする結果となった。川島さんらしく、純粋で暖かいドラマの出来上がりだ。