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今までの公演

#318 山崎銀之丞 「泥棒と弁護士」

今回のゲストは山崎銀之丞さん。実は鶴瓶さんとは意外な関係があった。以前、山崎さんは舞台をやめようと思っていたらしく、鶴瓶さんは、その時たまたま舞台を見に行ったそうだ。大満足の鶴瓶さんは、関係者を通して「山崎銀之丞メチャ良かったで!!」と伝えたという。その言葉を聞き、山崎さんは「もう少し頑張ってみよう!!」と俳優業を続けることにしたという。今や舞台には欠かすことが出来ないベテラン俳優の山崎さん。鶴瓶さんは、そのエピソードを話すと「山崎銀之丞はわしが育てた!!」と得意気な様子。スタジオは笑いに包まれたが、山崎さんにとって鶴瓶さんは大きな存在のようだ。さて、そんなお二人が即興ドラマを演じる。スタート状況は、鶴瓶さんが板付き、鶴瓶さんはフレームインだ。

鶴瓶は、事務所の引き出しを無作為にガチャガチャと開けている。そこにノックの音。山崎は「求人広告を見て来たんですけど・・・」とカバンを持って入ってくる。鶴瓶は「そうですか。少しそこで待っといてください」とソファを指差すと、再び引き出しを漁り出す。自転車の鍵を探しているらしい。しかし、全く落ち着きがない鶴瓶を見て、山崎は「僕ここに居てもいいんでしょうか?」と不安そうに聞く。鶴瓶は「どこから来たん?」と聞くと、山崎は「遠くから来ました」と答える。ある理由で職を追われ、就職先を見つけに来たらしい。山崎は理由言わない。鶴瓶は「別に言わんでもいいんやけど・・・どんな理由?」と気になっているが、山崎は鶴瓶を不審そうな目で見ている。鶴瓶は好奇心を押さえきれず「何をしたの?どんな行為?」と聞く。山崎によると『弁護士としてあるまじき行為』だそうだ。山崎は元弁護士。

自分から聞いたのにも関わらず、急に黙り込む鶴瓶。すると重い口を開き「鍵を探してたこと・・・誰にも言わんでや?」と言う。この発言で、山崎の不信感は一気に強くなる。山崎は「何故ですか?」と聞くと、今度は鶴瓶が山崎を疑い始める。鶴瓶は「何か持ってないか?」と山崎のカバンを漁りだす。そこから二人はカバンの取り合い。山崎はかろうじて、カバンから手帳を取り出す。鶴瓶は「いやいや・・・おかしいやん!!」と手帳を奪おうとするが、山崎は「何故見せなきゃいけないんですか?」と反発する。

すると鶴瓶は「アンタも同業ちゃうか?」と聞く。山崎は意味が分からない。鶴瓶は「ぶっちゃけて言うとな・・・俺、盗っ人やねん。アンタもそうやろ?」とまさかの告白。それを聞いた山崎は、無言で首を横に振る。鶴瓶は「えっ・・・違うの・・・?」と焦りを隠せない。鶴瓶は「何も言わんといてや!!」とその場から立ち去ろうとするが、もちろん山崎は逃がさない。二人は取っ組み合いになり、山崎は「もう弁護士じゃないんで守秘義務はないんですよ!!実は・・・お酒に酔っ払って案件の話人にしちゃったんですよ!!それで職を追われた立場なんですよ」と告白。山崎が情けない過去の話をしたところで、中井さんのOKコール。

山崎さんは紳士的な格好でドラマはスタート。イメージ通りだと思った人も少なくないだろう。ドラマが始まってからも紳士的な対応を見せ続けた山崎さん。しかしドラマの最後では『酒に酔っ払って職を終われた男』というダメ人間になりきった。山崎さんとスジナシで演じることができ、鶴瓶さんはご満悦であった。

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