今までの公演

#314 松田悟志 「コントなんやら」

鶴瓶さんは、ピンクのポロシャツに白いズボンというカジュアルの服装で登場。ゲストの松田悟志さんはスーツ姿で入ってくる。お二人は大阪の平野出身ということで、地元トークで大盛り上がり。松田さんは、ハイテンションで大きめの蝶ネクタイを持ち道具にチョイスした。

ドラマは鶴瓶が板付き、松田がフレームインでスタート。松田は楽屋の外で「また宜しくお願いします!!」と叫ぶと「あー滑ってしもたー」と独り言をいいながら入ってくる。松田は誰も居ないと思っていたらしく、鶴瓶を見て驚く。松田は「あれ?ここって僕の部屋じゃないんですか?」と仕掛ける。鶴瓶も出演者らしく、どうやら相部屋のようだ。

鶴瓶の出番はこれからのようで「楽屋で『滑った』は禁句やでー。何で滑ったん?」と聞く。松田の芸風は一人漫談らしい。松田は「最後のオチで『それ猫でいったらマンチカンやないかー!!』って言ったら滑ったんですよ」と言う。鶴瓶は苦笑い、すぐに言葉が出てこない。やっと口を開くと「それで笑う人の方が少ないと思うで・・・」と静かにダメだし。一方の鶴瓶は、齢60にしてお笑いの仕事に人生をかけている芸人らしい。バイト先のおばちゃんにはウケるのに・・・大人数の前だと緊張して自分の力を発揮することが出来ない。さて鶴瓶の出番だ。鶴瓶はちょっと「行ってくるわ」と不安そうに楽屋から出て行く。

松田は鶴瓶が戻ってくるのを楽屋で待っている。すると楽屋の外から鶴瓶の声が。「分かってます。はい。もう一度だけチャンスを下さい」。鶴瓶は楽屋の中に入ってくると、崩れ落ちるように椅子に座り込む。見ての通り、出来は最悪だったようだ。鶴瓶は「声が出てこなかった・・・」と、ダメだしをされたという。松田は慰めようと、積極的に声を掛けていく。松田が芸名を聞くと、鶴瓶は「スランプ吉田や」と咄嗟に答える。芸は下ネタばかりらしい。今度は、逆に鶴瓶が芸名を聞く。松田は「川野テルテルです」と躊躇いもなく返答。鶴瓶はあまりにユニークな名前に、笑いを堪えるのに必死だ。

すると松田からまさかの提案が。「一緒に・・・やりません?」その言葉に鶴瓶は驚きを隠せないが、嬉しそうでもある。二人はコンビを結成することになった。コンビを組むとなった時、真っ先に決めなければならないのが『どちらがツッコミで、どちらがボケか』ということだ。試しにコントをやってみることに。松田は「ええ加減にせえ!!」と手で鶴瓶の胸を叩く。ここで鶴瓶の顔色が変わった。鶴瓶は「上手いやんけ・・・」と松田のツッコミをベタ褒め。あまりに褒められるので、松田はすっかりその気に。松田がツッコミ、鶴瓶がボケということで決まりのようだ。

鶴瓶は「なんか試しにコントやってみよーや!コント名言ってみ!」と無茶振りをする。松田は困惑しているが、悩んだ挙句口を開くと「コント!種抜きプルーン!」と言う。鶴瓶はつっこまずにはいられない。鶴瓶は「なんやねん・・・コント種抜きプルーンって・・・」と疑問をぶつけるが、松田の口から咄嗟に出たコント名なので、大した意味はないようだ。鶴瓶は「よし!試しにやってみよう!」と言うと、松田は再び「コント!種抜きプルーン」とコント名を叫ぶ。コントが始まったが、意味の分からないコント名に、二人はおどおどしている。ここで見かねた中井さんのOKコール。

お二人は出身地が同じということもあり、息ぴったりであった。まるで本当の芸人の楽屋を見ているようで、プレビュー中も笑いが絶えない。松田さんは東京と地元に居るときのテンションがまるで違うらしく、ドラマ中は「平野に居るような感覚」だったという。鶴瓶さん曰く「スジナシを演じているときは素が出る」ので、普段は見ることが出来ない松田さんの一面を垣間見ることが出来ただろう。

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