今までの公演
#305 | 袴田吉彦 「『お~い横山!」 |
今回は袴田吉彦さんと貸し別荘でコラボ。設定を見るなり、鶴瓶さんは「生活感がないからやりづらい!!女性とならイメージ沸くけど・・・」と不平を言う。袴田さんも激しく同意し、首を大きく縦に振る。それを聞いた中井さんは「そうですよね・・・私なんで貸し別荘にしたんだろう」とまさかの発言。鶴瓶さんはすぐさま「おい!!」とツッコミを入れる。それに対し中井さんは「でもいつも設定と内容はリンクしてませんよね・・・」とポロっと本音が出てしまう。何も言い返せない鶴瓶さんを見て、スタジオは全員大爆笑だ。そんな設定の中、お二方はどのようなドラマを完成させてくれるのであろうか。
スタート状況は袴田が板付き、鶴瓶がフレームインだ。袴田はソファで横になって寝ている。鶴瓶は別荘の中に入ってくると「おい!俺誰だか分かるか?」と叫ぶが、袴田はポカンとしている。そんな袴田をよそに、鶴瓶は独り言のように話し続ける。「のんきに寝てるなー」「警察来たら大忙しやで」。それを聞いた袴田は「どちら様ですか?」とまだ分からないようだ。すると鶴瓶は呆れたように「分からんのか?声聞けば分かるやろ!指名手配犯の横山や!!」と言う。鶴瓶の年齢は実は32歳で、顔を老け顔に整形したそうだ。今は名前も変えて生活しているらしい。鶴瓶が「この顔が32歳に見えるか?」と聞くと、袴田は真顔で「見えないっす」と答える。ドラマには関係なく心の声がそのまま出てしまったという感じだ。それを聞いた鶴瓶は「お前は何もしないでいいか?」と聞くと、袴田は「えっ?」と相変わらずの反応である。
ここで鶴瓶はピンときた。鶴瓶は袴田を昔の仲間だと思っていたが、実は仲間ではないのだ。すべては勘違い。鶴瓶は、自分の素性を全てペラペラと話してしまい焦る。信じられない様子の袴田に対し、鶴瓶は「俺は横山ちゃうで!間違えました」と苦し紛れに言う。今までのことを完全否定する鶴瓶であったが、時すでに遅し。袴田は完全に鶴瓶を疑っている。鶴瓶は「おたく・・・誰?」と思わず聞いてしまう。袴田は「ここの別荘のものです」といたって普通の返答だ。それを聞いた鶴瓶は「いやー参った参った!!」と頭を掻き、「黙っといて」と大きな封筒を置き立ち去ろうとする。中身は札束であろうか。しかし袴田は「そういう訳にはいかないです」と鶴瓶を引き止め、自首を勧める。どれだけ鶴瓶が弁解しても、袴田は全く信じようともしない。鶴瓶は「どないしたら冗談やって分かってくれるんやろ?」とまだ悪あがきをする。ここで袴田は初めて自分から口を開く。「あの・・・目元は整形出来てないですけど・・・」と冷静なツッコミ。
これを聞いた鶴瓶は、弁解を諦め「おい!!言うたらあかんぞ!!」と叫ぶ。作戦を『脅し』へ変更だ。鶴瓶はもう一度お金を置いて逃げようとするが、袴田はそれを再び止める。すると鶴瓶は「撃つぞ!!」と、小道具として持ってきたトランシーバーを袴田へ向ける。どうやらそのトランシーバーは鉄砲のようだ。思わず笑いそうになる袴田であったが、しっかりと両手を挙げる。鶴瓶が「携帯を渡せ!」と要求するが、袴田は渋る。更に鶴瓶が「撃つぞ!!」と脅しかけると、袴田は観念する。袴田は「分かりました・・・けどそれ鉄砲じゃないですよね?トランシーバーですよね?」と、つっこんだ所で中井さんのOKコール。
鶴瓶さんの話の展開に対し、袴田さんはまるで素のような反応。鶴瓶さんのペースで話は展開されたが、それを非常に上手く引き立てた袴田さんのポテンシャルは素晴らしいものであった。