今までの公演
#302 | ブラザートム 「My Dear Rose」 |
今回のゲストはブラザートムさん。鶴瓶さんは、呼び込む際に「芸能界で一番ふざけた男です」と会場を笑いに包んだ。トムさんは、入ってこられるととてもハイテンション。それを見た鶴瓶さんは「メチャクチャにされそうで怖いわ!はよ止めてや!!」と中井さんに念を押した。どのような即興ドラマが完成するのであろうか。
スタートはトムがフレームイン、鶴瓶は板付きでホワイトボードに何かを書いている。トムが入ってくると、ホワイトボードには「頼むちゃんとして!!」という文字が。トムは、何度も言葉に詰まりながら「先生でいらっしゃいますか?」と仕掛ける。すると鶴瓶は、かすれた声で「先生じゃないです。先生を待ってます」と言う。どうやら声が出ないらしい。鶴瓶は「逆に・・・」と何か質問しようとすると、トムは「にくゃぎ」と言う。どうやら『逆に』を逆さから読んでいるらしい。鶴瓶は続けて「聞きますが・・・」と言うと、トムは「がすまきき」と逆さから読む。会話が進まず、鶴瓶は質問を諦めて「私も先生を待ってます。先生はローズさんです」と言う。鶴瓶は「事務所の方から言われて・・・」と言うと、急に声が治った。するとトムは「私は・・・」と口を開くが、今度はトムの声がかすれている。鶴瓶さんは笑いを堪えるのに必死だ。
鶴瓶がここに居る理由は、一年ぶりにローズさんと再会するためらしい。鶴瓶はローズさんと面識があり、イギリスに居たときにずっと一緒だったという。一方、トムは「ラの方に行くことになったので、英会話を習いに来たんです」と言う。鶴瓶は「ラ?」と意味が分からない。するとトムは「あ、すみません。L.A.です」と補足。どうやら、ロサンゼルスの略称をそのままローマ字読みしたらしい。鶴瓶はここも笑いを我慢。
鶴瓶は「そういえば名前は?」と少し遅めの自己紹介。トムは「ロサンジン・竹内です」と名乗る。鶴瓶は笑いを堪えているが、トムは「それはミドルネームです。本当の名前は山本・ロサンジン・竹内・ジュニアです。人からは小柳って呼ばれてます」と言う。これにはさすがの鶴瓶も笑ってしまう。
話していると、鶴瓶は突然黙り込む。トムが「どうしたんですか?」と聞くと、鶴瓶は「イギリスに居たときのローズさんとの事を思い出して・・・」と言う。なにやら感傷に浸っている様子。そして鶴瓶は、今日ローズさんにプロポーズしようとしていることを告白する。鶴瓶は、ローズさんに内緒で来ているらしく、この教室に鶴瓶が居ることは勿論知らない。トムが「僕はどうしたらいいですかね?」と聞くと、鶴瓶は「出て行ってくれるのが一番いいですけど」と答える。しかしトムが「幸せになる人の側に居たいんです!!」と熱い思いを伝えると、鶴瓶は「じゃあ協力してください」と言う。鶴瓶が「まずどうしたらいいですかね?」と聞くと、トムは「まず・・・なぐる!!」と答える。鶴瓶は「殴るはないでしょ!!」と素早くツッコミを入れる。とりあえず実践をしてみることに。
まずは鶴瓶がどのように登場するかだ。話し合いの結果、トムの後ろから鶴瓶が登場するという設定に。後ろから鶴瓶が登場すると、トムは歌いながら鶴瓶を手で仰ぐ。ここで鶴瓶が格好よくプロポーズを決めるという作戦だ。試しにリハーサルをすると・・・見事に成功。しかしトムは「最後に手をとって殴る!!」とアドバイス。今度は殴るパターンでリハーサル。鶴瓶が「ローズ!結婚してくれ!!」と言い終えると、ローズを殴り始める。すると、トムも一緒に殴り始める。ここで見かねた中井さんのOKコール。
ドラマの流れは常にトムさんのペースであった。鶴瓶さんも笑いに耐えていたからか、『プロポーズ』を『プロポン酢』と言ってしまった事をプレビュートークでつっこまれた。トムさんは敢えてドラマ中に『プロポン酢』にはつっこまなかったようだ。トムさんは「ドラマ中につっこんだら、ドラマが終わってしまうと思った」と、即興ドラマを心の底から楽しんでいたようである。