今までの公演

塚本高史さんをゲストにお迎え。鶴瓶さんとは、ドラマ「タイガー＆ドラゴン」で親子役を演じたらしく、とても仲が良さそう。今回は即興ドラマという形での共演だ。台本がないドラマでも、二人は息ぴったりに演じることが出来るのであろうか。

スタート状況は鶴瓶が板付き、塚本がフレームインだ。塚本はノックして入ってくると「あれ？不動産の方ですか？」と仕掛ける。どうやら二人は面識がないようだ。鶴瓶は、押入れの下から上を覗き込み「井上―――！！」と叫んでいる。井上と配線の工事をしに来ているらしい。塚本は、この空き家を購入しようと見に来たという。

鶴瓶は「ここまでどうやって来たんや？」と聞くと、塚本は「タクシーで来ました。こっちの方は持ってるんで」と手でお金のジェスチャーをする。鶴瓶が「仕事はＩＴ関係？」と聞くと、塚本は「よく分かりましたね」と答える。ＩＴ関係の仕事をしながら、副業も色々としているという。一方、鶴瓶は給料があまり良くないらしい。「正直ムカつくわ」と貧富の格差を嘆く鶴瓶。お金で頭がいっぱいな鶴瓶は「年収はいくらなん？」と聞くと、塚本は「まぁ・・・億」とあっさり答える。「格差がありすぎるわ」と、鶴瓶の嫉妬心はどんどん強くなっていく。どうやら、鶴瓶は今の生活にもかなり苦労しているらしい。

鶴瓶が「君は苦労したことあんのか？」と聞くと、塚本は「親がやってた会社なので・・・・言わば上流ですね」と言う。裕福な暮らしと生活で、塚本は不自由なく生活してきたようだ。それを聞いた鶴瓶は、耐え切れず「井上―――！！」と叫ぶ。共に派遣社員として頑張っている井上に、感情を伝えたかったようだ。そして、鶴瓶は塚本に年齢を聞く。塚本は「３０です」と答えると、鶴瓶は「３０！？」と驚き、上にいる井上に再び話しかける。すると「井上―――！！泣いてるのか？」と、井上は今の会話を聞いて泣いているようだ。塚本は「なんかすみません。この空き家買うのやめます。こういう人たちが頑張ってリフォームした家に住むのは・・・なんか悪いです」と言う。この一言で完全に傷ついてしまった鶴瓶。その場に倒れこみ「井上―――！！降りてきてコイツを叱ってくれ！！」と叫ぶ。ここで中井さんのＯＫコール。

全体的に言葉の数が多いドラマとなった。「行く方向がすぐに分かった」や「思い通りに進むから言葉が弾んだ」といったような意見が出ていた。親子を演じた経験があるお二人はお互いに理解が深いようだ。それ故に言葉数も多くなり、お二方とも非常に即興ドラマを楽しんでいたようだ。