今までの公演
#295 | 小池徹平 「勇輝と平蔵」 |
今回のゲストは小池徹平さん。俳優、歌手として幅広く活躍中。スジナシのオファーを受けると「すぐにやりたいと思った」と言う。ほとんどのゲストが「見てるのは楽しいけど、やるのは怖いです」と言うのに対し、真逆の反応を見せた。鶴瓶さんとどんなドラマを展開してくれるのであろうか。鶴瓶さんの衣装は「若いラッパー」を意識したものだ。
ドラマは小池がフレームイン、鶴瓶が板付きでスタート。小池は公園の中に入ってくるが、二人の間にしばらく沈黙が続く。すると、小池は「あの・・・」と仕掛ける。それに対し鶴瓶が「声掛けたんか?」と反応すると、小池は「なんてゆう格好してるんですか?」と鶴瓶の怪しい姿にツッコミを入れる。鶴瓶は「LA」という赤文字が入った黒の帽子、赤いTシャツの上にパーカーを羽織っている。パーカーは黒地に、白で派手に刺繍がなされている。鶴瓶には、なんとも不似合いな格好だ。
鶴瓶は「もう3年間も引きこもりやってんねん。だからオカンが出掛けろって服用意してくれたんや」と言う。小池は「その年で3年間ですか!?」と驚くと、鶴瓶は「アホか。今18じゃ!」と言う。小池は「18!?」と驚きのあまり固まる。小池はまだ30になったばかりで、人生が上手くいかず死のうとしていたらしい。まさかの鶴瓶が年下という設定になってしまった。
鶴瓶が「私、木村平蔵っていうんです」と自己紹介すると、小池は思わず「平蔵!?」と笑ってしまう。小池も「高橋勇輝って言うねん」と名乗ると、鶴瓶は「その見た目で死のうなんて勿体ない。僕と顔を交換するとなったら嫌でしょう!?」と言う。鶴瓶は、18歳とはかけ離れた外見であることで、今までたくさん辛い思いをしてきたらしい。小池は「それは嫌やけど・・・」と正直に答える。鶴瓶は「初めて会った人に顔交換するの嫌だって言われて・・・あなたに僕の気持ちが分かりますか・・・」と言うと「ギエーッギエーッ」と不器用に泣く。あまりに不自然な泣き方に、小池は「どんな泣き方やねん!」と鋭くツッコミ。
すると小池は「なんかどうでもよくなってきたな」と言う。それを聞いた鶴瓶は「二人で前に進むことって出来ないかなー」と前向きな発言。鶴瓶が「M-1・・・」と言うと、小池が「目指す?」と続ける。二人はお笑いコンビを組むことになった。早速、二人は漫才の練習をすることに。二人は漫才を始めたものの、いつまで経ってもオチが来ない。これではただの世間話だ。耐え切れなくなった小池は「ボケろ!」とツッコミを入れる。ここで中井さんのOKコール。
ドラマ中の小池さんの鋭いつっこみに、鶴瓶さんは非常に感心していた。鶴瓶さんは「コイツ絶対漫才好きやで!ツッコミが冷静やけど面白い」と小池さんを大絶賛だ。プレビュートークで、小池さんは「師匠は真面目なこと全く言ってないですよ」と笑いながら言うと、鶴瓶さんは「すみません」とただ頭を下げるばかりだ。小池さんは、メチャクチャな発言をする鶴瓶を冷静なツッコミで丸め込んだ。ゴールデンの主役級の役者は、スジナシで臨機応変な対応力と冷静なツッコミを見せつけた。