今までの公演

#289

 

浅野和之 「星がきれいだ」

今回のゲストは浅野和之さん。鶴瓶さんも中井さんも大ファンのようで、舞台をよく観に行くそうだ。浅野さんをスタジオへ呼び込むと、お二方とも大絶賛。パントマイムを舞台でやられたこともあるそうで、鶴瓶さんは「浅野和之は何でも出来る」と思い込んでいるようだ。鶴瓶さんは「英語も喋れるんでしょう?」と聞くと、浅野さんは「いやいや喋れないですよ!」と少し驚いた様子。舞台やドラマでの浅野さんを見ていると『何でも出来る人』と認識してしまう人も多いのではないだろうか。そんな浅野さんと鶴瓶さんが即興ドラマでコラボだ。

鶴瓶が板付き、浅野はフレームインでドラマはスタート。浅野は入ってくるなり体操をし始める。それに対し鶴瓶は「こんばんわ。」と挨拶をし、釣りを始める。浅野はすかさず「釣りですか?ここ釣りダメなんですよ。」と仕掛ける。浅野はこの地域での釣りを取り締まる『釣りGメン』として活動しているらしい。鶴瓶が自分の出身を明かすと、強気な浅野の態度は一変。膝を付いて謝る。鶴瓶は、この地域で有名な家の出身らしい。

そして今度は浅野の出身の話へ。浅野は都会から最近引っ越して来たばかりらしい。浅野が住んでいる家は、鶴瓶が小さい頃から幽霊屋敷として恐れられていた家だという。浅野は「慣れたから大丈夫です。」と余裕を見せる。鶴瓶が言うには、浅野の家には3人の幽霊が出ると言われているらしい。おばあさん、若い女、そして漁業関係の人だ。鶴瓶は、漁業関係の人を浅野に仕立て上げようとしたようだが、伝わらず。浅野は「その漁業関係の人見ました!」と鶴瓶のパスを見事にスルー。更に浅野は「今夜は星が綺麗ですね。今日はよく釣れますよ。」と釣りGメンとは思えない発言。

ドラマの雰囲気は変わり、浅野は「何故私がここに居ると思います?」と言う。続けて「実は帰り方が分からないんですよ。」と不可解な発言。鶴瓶が混乱していると、浅野は海へ飛び込もうとする。それを必死に引き止めた鶴瓶は、詳しく話を聞く。浅野は都会で仕事を失い地方に来たものの、大して状況に変化がなく悩んでいるらしい。

鶴瓶が「特技はなんかないんか?」と聞くと、浅野は「エアー釣りが出来ます!!」と言い、鶴瓶のリクエストで披露する。餌を竿につけ、海に仕掛けを投げる。糸が引いている。どうやら魚が掛かったらしい。思いっきり竿を振り上げ、魚を抱えこむ。両手で一生懸命抱え込んでいる様子を見ると、どうやら相当な大物を釣り上げたらしい。一連のエアーでやり遂げると、恐る恐る鶴瓶の方を振り向く。どうやら鶴瓶も、浅野自身もピンと来なかったようだ。ここで中井さんのOKコール。

スタジオ大爆笑の中、浅野さんはなにやら恥ずかしさと悔しさが入り混じったような表情だ。台本のないドラマを演じることが久しぶりであったということもあり、少し緊張されていたのであろうか。鶴瓶さんは、プレビュートークで「入ってきたときに体操始めたでしょ?あれはもう困ってる証拠なんですよ。」と言うと、浅野さんは大きく頷いた。ドラマが始まった瞬間から困惑しており、それを克服できずに終わってしまったようだ。鶴瓶さん、中井さんは「こんな浅野和之は舞台の上では絶対に見れない。」と、尊敬する俳優浅野和之のいつもと違った一面を見ることが出来ご満悦。一方、浅野さんは「恥ずかしいから放送しないで!!」と、とても可愛らしい一面を見せた。中井さんに「またスジナシはやりたいですか?」と聞かれると、浅野はコクリと黙って頷いた。名俳優浅野和之は、スジナシへのリベンジを心の奥で堅く誓った。

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