今までの公演

恵俊彰さんと言えば、お笑い芸人でありながら、俳優やニュースキャスターなど幅広く活躍されている。そんな超多忙な恵さんがスジナシに登場。以前、相方の石塚英彦さんにもスジナシにご出演頂き、非常にユニークなドラマが誕生した。果たしてどんなドラマが出来上がるのであろうか。鶴瓶さんは板付き、恵さんはいかにも怪しい格好でフレームインだ。

恵が入ってくると、鶴瓶は「どこ行ってたんや！」と仕掛ける。恵はカツラの上から怪しい帽子を被り、マスクをしている。恵がそれらを脱いでいると、鶴瓶は恵に不満をぶつけだす。「お前捜査ヘタすぎるねん！そんな変装して調査したら見るからに怪しいやろ！！会社をクビになったお前を、ゴトウが雇ったからしょうがなく置いてやってるんや！」と言う。ゴトウは鶴瓶の右腕のような存在であるようだ。更に鶴瓶は、恵が浮気調査をした依頼主の奥さんと良からぬ関係になったという噂もたっていると言う。恵は開き直ったように「じゃあどうすればいいんですか？」と逆ギレする。鶴瓶が「次失敗たらあかんでー報告書も下手やしな。」と言う。

すると恵は「じゃあもうやめます。この仕事向いてないしゴトウにも会ったことねーし。」と、まさかの辞職発言。鶴瓶は慌てて引き止めるが、今度は逆に恵が鶴瓶の素性の探り出す。恵は、実はこの事務所自体に不信感を抱いていたらしい。恵が「年はいくつですか。」と聞くと「４８や。」と答える鶴瓶。すると恵は「同い年じゃないですか。４８歳は西暦何年生まれですか。」と聞く。鶴瓶は答えることができない。恵の不信感はどんどん増していく。更に、恵は「てゆーかゴトウって誰ですか！会ったこともねーし！そんな人本当にいるんですか。」と掟破りの質問をする。

すると鶴瓶は「ゴトウは・・・おらへん。」とまさかの回答。恵は「居ないんですか！ゴトウは居ないんですか！会ったこともないのにゴトウさんに憧れて頑張ってきたのに・・・居ないんですか！」と驚きと怒りを全面に押し出す。鶴瓶は恵を成長させる為に、存在しないゴトウを作り出したらしい。こうなると、恵は攻めの手を休めない。恵は「だいたいアナタはいつからこの仕事をやってるんですか？」と聞くと、鶴瓶は「お前が入る一ヶ月前・・・。」と答える。キャリアに関しては恵も鶴瓶もほとんど変わりはなかったのだ。鶴瓶が「松田優作に憧れて始めたんや・・・。」と言うと、恵は「何でいまさら松田優作なんですか！」と言う。鶴瓶は「松田優作をバカにすんのか！！」と反撃の狼煙を上げるが、ここで中井さんのOKコール。

司会やニュースキャスターを務めるだけあって、恵さんは口巧者だ。一度主導権を握ると、恵は上手くドラマを運んでいった。石塚さんの時と同様に、恵さんも恵さんらしい即興ドラマを完成させた。