今までの公演

#276

 

福士誠治 「頭脳派バイト○士君」

今回の設定はレンタルビデオ店の事務所ということで、福士さんは店員らしくエプロン・掃除用具を持って板付きスタート。鶴瓶さんは、中井さんチョイスの「どこにでも居るおじさん」の衣装でフレームインだ。

まずは探りあい。「ちょっと、何してんの?」「どちら様ですか?」と互いの素性を掘り出そうとする。すると、鶴瓶は頼んでいたHなビデオを取りに来たオーナーだと判明。スケベなオーナーのHな話が炸裂する。

話に耐えかねた福士は、「オーナーさんですよね?時給を上げてください。」と話題を逸らそうとする。しかし、やはり話題はHな方向へ逆戻り。鶴瓶は今後、店のアダルトコーナーを更に拡大していきたいと思っており、その為なら少しくらい法を犯しても構わないと考えていた。福士には時給アップの交換条件として、その協力を依頼する。時給1800円と聞き、興味を持った福士は話を聞く。「犯罪行為に関わるんやけど・・・ビデオのモザイク消してくれ!」とその卑猥な内容を説明するが、福士は「でも、それ犯罪なんですよね?僕まだ捕まりたくはないんですよね。」と鶴瓶の提案を受け入れなかった。まさかの返答に鶴瓶は、「忘れて!」と言うが、「もう今の録音されてますよ。」と福士は冷静に答える。なんと店に備え付けてある録音機で鶴瓶の企みは録音されていた。福士は完全に鶴瓶の弱みを握ったのだ。「時給2300円にならないかなー。」と脅しをかける。

ここから互いの弱みを握ろうと録音ゲームがスタート!録音されたデータの消し方が分からない鶴瓶は、何としてでも福士の弱みを握らなければならない。録音機の使い方はいたって簡単!ボタンを押せば録音開始、もう一度押せば停止だ。

しかし明暗はくっきり。鶴瓶はボタンを押したところで録音が始まったのか、それとも終わったのかが曖昧になってしまった。逆に福士は完全に把握している。「さっきの録音消してくれや!」と言う鶴瓶に対し、「録音消してくれや!が録音されてます。」と冷静に対応。鶴瓶の声はどんどん録音されていく。まるで福士の手の上で踊っているかのようだ。それでも鶴瓶は少しでも弱みを握ろうとするが、どんどん空回り。一気に形勢不利となり、何とか状況を打開しようと「本当にここの従業員か!?」と悪あがき。しかし、「あなたこそ本当にオーナーなんですか?」という福士のひと言で、勝負有り。鶴瓶はその場から逃げ出そうとする。

福士は怪盗ロワイヤルに「技能派役」として出演。それを捩って今回のタイトルが付いた。まさに福士の「頭脳」勝ちだ。

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