今までの公演

#235

マツコ・デラックス

今回のゲストは、歯に衣着せぬ話っぷりがうけて、ただ今人気絶頂のマツコ・デラックスさん。強烈なキャラクターがスジナシに乗り込んできます。本人も番組のことは知っており、出演を熱望していたという。本来役者ではないマツコさんだが、本人曰く「人生自体がお芝居みたいなもんだから」と言ってのける。独特の威圧感である。

設定は「集会所」。鶴瓶板付き、マツコフレームインで始まった芝居は予想通り?白熱の台詞の応酬になった。鶴瓶は集会所のテーブルに突っ伏している。マツコはその巨体をゆっくり揺らしながら入ってきた。「やっぱりここにいたのね」このマツコの台詞から芝居が始まった。どうやら鶴瓶はマツコと喧嘩して飛び出してきたらしい。その背景は・・・。

マツコが勤めている飲み屋に通い詰めている鶴瓶は、マツコとはもう15年付き合っている間柄でもある。最近常連客の木村がマツコに言い寄っている様子で、鶴瓶はヤキモチを焼いていることらしい。設定も突き抜けているが、飛び出してくる台詞も突き抜けている。

鶴瓶「さっき木村の何か触ってたやろ!」マツコ「木村さんのじゃなくても触ってるわよ、いつも!!」

鶴瓶「1回も抱いてくれたこと無いし」マツコ「私が抱くの?こっちは、いつあんたの方から手出してくるのかって、もう15年も待ってるのよ!こんなになっちゃったじゃなの!!」

鶴瓶「産もうよ、俺のこども」マツコ「無理でしょ?無理よ!同じものが!!」

鶴瓶「何キロぐらい痩せれんねん?」マツコ「痩せれるかどうかは、私だって痩せてみないと分かんないわよ!!じゃあ100キロ痩せるわよ!!!」

鶴瓶「俺と一緒に住む許可を親にもらわなあかんのとちゃうんかい!?」マツコ「15年も一緒に住んでて、何いまさらそんなこと言ってんのよ!!!」

その後も「木村さんももう機能しないのよ!!!!」「15年も定職に就いてないのによくそんなこと言えたもんね!!!!!」などなど。

鶴瓶がひとつ台詞を言うと、即座に言い返すマツコの速射砲のような言い回し。加えて表情の多彩さと絶妙な間の取り方は、既に大物女優?といった風情たっぷりだ。

やがてドラマは佳境に入っていき、マツコの兄の話になる。兄に会わせてくれと言う鶴瓶に対して、マツコは見たことあると言い出す。兄はマツコと同じ店にいる人だというのだ。だから店に来るようにマツコは鶴瓶に言っていたという。知らず知らずのうちに会っていた兄の正体を鶴瓶は問いただす。するとマツコから返ってきた答えは「兄さん木村よ!!!!」鶴瓶「・・・・エーーーーーーー!!!!!?????(絶句)」スタジオも爆笑と絶句が入り混じったところでOKが掛かった。

放送後、視聴者からの反響は「久しぶりに声を出して笑いました」というのが多く寄せられていました。納得。

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