今までの公演

#228

井上真央

今回のゲストは人気実力No.1の若手女優、井上真央さん。幅の広い演技が魅力な彼女がどんなスジナシを創り出すのか、鶴瓶も観客も興味津々といった様子である。

設定はアトリエ。スタジオには少し小ぶりな画家のアトリエが用意された。美術部に所属していたという井上にとっては、得意な分野かもしれない。一方の鶴瓶は、実の父親が画家だという。両者、見事にはまった設定か?それとも・・・?

そしてそんな鶴瓶に対して観客が選んだ衣裳は、ベレー帽付きのいかにも画家といった風情のもの。鶴瓶は一体どんな役を選ぶのだろうか?

注目の開始は、鶴瓶板付き。井上フレームインで始まった。開始早々鶴瓶は台の上を拭き始める。アシスタント役を選択したのか?一方の井上は「すいません、すいません」と謝りながら入ってきた。しかも大慌てで。こちらもアシスタント役を選んだのか?とそこへ先手を打つ鶴瓶。井上を「先生」と呼んだのだ。このときの井上は驚いた様子で鶴瓶をガン見。「おいおい私が画家・・・?」といった感じである。しかし咄嗟に先生役へとシフトした。見事な変わり身である。そこから井上の真骨頂ともいうべきテンポのいい芝居が展開される。井上のキャラクターはちょっぴり横柄な新進気鋭のアーティスト。しかし少々スランプ気味で今は創作活動をする気分じゃないらしい。鶴瓶はそんな井上を支えてきた助手。自身の可能性よりも井上の才能に掛けているといった様子である。

しばし言い合いが続く。創作活動をしろという鶴瓶に対し、描く気が起こらないと愚痴る井上。一方で鶴瓶の異性関係のだらしなさを非難してみせたりする。言い争いに閉塞感が漂い始めた頃、井上がこう言い放った。

「じゃあ描いてみりゃいいじゃん」

なんと井上は鶴瓶をキャンバスに向わせたのだ。鶴瓶はキャンバスの前に座ると一心不乱に何かを描き始めた。とりつかれたように黙々と描いていく。それを凝視する井上。描かれていくうちに井上の表情が??????となっていく。「何描いてんの・・・」「・・・」「それってもしかして・・・」

そして鶴瓶は井上に対し、愛の告白を始めたのだ。ずっと好きだったと。井上は無言。鶴瓶はまたキャンバスに向う。そして見つめあうふたり。自然に笑い合って・・・。OKです。

プレビュートーク終了後、観客に対して鶴瓶が描いた絵が披露された。それを見て一同大爆笑。

描かれていたのはの井上真央の想像上の裸体・・・でした。

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