人気俳優・田中圭さんが登場！設定は「台所」。ごく一般的な家庭の台所～食卓テーブルや食器棚などがあって、勝手口からは家の外へ出ることも出来る。隣の部屋はお風呂場。流し台には、食べた後の食器がつっ込まれたまま・・。

流し台で食器を洗おうとしている鶴瓶。田中が台所に入ってくる。「ケンタ！水でえへんやないか！」「オレ食ってねえし!!・・明日やるよ」「いや、俺がやる」「いいよ！オレが」「うるさいな！俺がやる!!」（※いきなり、テンポのいい見事な掛け合いである）そのままやり取りは激しい口論に突入。二人は、母の居ない、父子の様である。

田中「仕事探したら？」。鶴瓶「お前こそ、いつまでミュージシャンなんか・・このままバイト暮らしでいくのか？」「働かないオヤジよりよっぽどいいよ。この２年間オレのバイトでやってんだよッ（怒鳴る）」。シュンとする鶴瓶だが「実は俺もおじさんバンドやっててな・・」「働けよ！」「ボーカルやってて・・」「ビジュアル完全にドラムだよ」鶴瓶を攻めつづける田中に、ついに鶴瓶も「誰に大きいしてもらったと思てんねや！」。即答する田中「かあちゃん！」。泣きくずれる鶴瓶に、さらに追い撃ちを掛ける田中「かあちゃんはオヤジの“女装癖”に気付いてるの！見ちゃったんだって。女装バンドではさ・・」「誤解や」と必至の弁明の鶴瓶だが、田中の「オレも見た、かあちゃんのブラジャーつけてほくそえんでる所・・気持ち悪いよ」という発言に、ついに認めざるをえなくなる。鶴瓶を上げたり下げたり､自由自在の田中は「でも俺はそんなオヤジも好きだから。女装癖あってもイイじゃんって言ってみたけど、かあちゃんダメだって」・・。鶴瓶「かあちゃん出て行ったけど、お前がそばに居てくれる。うれしい。お父さん、働くわ！」「（重労働は）むりだよ。何かあったら・・オヤジが居なくなったらオレ、一人になっちゃうよ。オレが働くから、バンドやってなよ」「いや、バンドやめる。お前は夢を追え！」「オレも頑張るけどオヤジも・・」結局、言い合いの続く父子なのであった・・。