今までの公演
#208 | 三谷幸喜 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ついに三谷幸喜さんの登場です!設定は「地下室」。ちょっとした邸宅の地下か、小さなスペースに雑然と小物が置いてある。狭い階段を上がったところに、ドアがひとつだけ。小窓から太陽光が一筋さしてはいるが、十分に薄暗い・・。客席から鶴瓶へのリクエストは「猟奇的な顔をする事」に決定。
開始直前、三谷さんからの提案で「ふたり板付き(セットの中に居る状態)からスタート」、さらに「ドアには鍵が掛かっている」・・という事に!?
二人は部屋の両端に、背を向けて立っている。突然、三谷が階段を駆け上がりドアを激しく叩く(※ココだけの話:実際は鍵など掛かっていない為、ドアが開きそうになって三谷さん大焦り)。ドアの外に向かって叫ぶ三谷「カンザキ(神崎)~!!」。同様に叫ぶ鶴瓶「テシマ(手島)~!!」。三谷「手島さんはもう帰りましたよ、どうすんですか?」「10時間もこんな所で・・いらつくなア!(猟奇的な顔演技で)カぁ~ッ!!」。このカぁ~ッに食いつく三谷「それやめてください、気に障るんですよ」「1回だけ(許して)」と鶴瓶。「1回だけだよ」「やっぱりやらない」「どうして?やればイイじゃないか!かえってイライラする・・」「1回やってしまったら終わりやろ~」笑いそうになるのを堪えての意地の張り合いが続く。「手島は貴方の飼い犬みたいになっているけど、実は俺と同級生・・(しかも)日本人じゃないんだよ!!!」鶴瓶渾身の攻撃にも、三谷は「見りゃあ判るよ」と一刀両断、崩れ落ちる鶴瓶。三谷「ボストン小学校のでしょ」と追い討ち。さらに三谷は突然の「カぁ~ッ!!」。激怒する鶴瓶「ばかにしてるのか」「こういう状況だから白状しますが、ボクも貴方と同じなんだ」「(この癖を)治せるものなら・・」「こうすればカぁ~ッはおさえる事ができる・・」と、両脇をパタパタする動作を鶴瓶に教える三谷。鶴瓶「初めはイラついたけど、貴方イイ奴だなあ」・・小さな友情が生まれた様である。座り込む二人。沈黙・・。「どこかに出口があるはずだ」と鶴瓶。「生き延びてみせる!」と三谷。スジナシ史上最高の爆笑密室サスペンス?は、ここでOK!観客からも鳴り止まぬ拍手。「こつがわかった。もう一度出たい」と語る三谷。続くプレビュートークも大爆笑。大盛り上がりとなった。