今までの公演
#207 | 吉川ひなの |
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今回のゲストは、数々の受賞暦を持ち、カンヌ女優でもある吉川ひなのさん。設定は「お寺の本堂」。スタジオには、どこかの街外れにありそうな小さなお寺の本堂が作られている。木魚も割れているような、古びた風情である。
ご本尊に向かって読経中の鶴瓶。そこへ、吉川がキャリーバッグを引きずって入ってきた。第一声は、なんと「お兄ちゃ~ん!」。鶴瓶は「兄」と言われたことに疑問を感じながらも即座に対応する・・吉川は外国生活から帰国したところで、「実はオヤジが死んで、俺がこの寺を継がねばならない・・」と。吉川は「だって私のお父さんじゃないし・・」と即答。鶴瓶の頭に「?」が付くが展開を続ける。「こっちへ帰ってきて所帯を持って欲しいんや」。吉川「お母さんは何ていってるの?お姉ちゃんは?」と矢継ぎ早である。「信じられなァ~い・・ここに合わせて自分を変えろっていうの?」。これに応えた鶴瓶の発言「整形してそんな顔になったんやないか!」「あー!それ言っちゃう!?(元彼の)タモツにも秘密にしてたのに・・」「タモツ、ショック受けてたで」「ちっちゃい男!」「お前もう48歳やぞ!自覚を持て!」・・兄と呼ばれたが、自分と年令が違いすぎるし、容姿がかけ離れているという矛盾を解消しようと、鶴瓶は「完璧な整形」という荒業を持ち出した。慌てることなく、展開にのって行く吉川は「お母さんは(今の私を見ても)誰か判んないだろうね。実は、子供もいるよ。もう大きくなったよ」と余裕の返しである。しかも、鶴瓶には別れた妻が3人おり、吉川は彼女らと今も交流しているという・・「ところで一番上のお兄ちゃんは?」。「えッ?次から次から・・あんまり人が多いから判らんやないか・・ちょと静かにしてくれ!整理させてくれ!!(※前代未聞!スジナシ史上初の「鶴瓶劇中ギブアップ」)・・・えっと、で、その子供、父親は誰やねん??」。「発表しま~す!タモツだよ!!」。
どこかノー天気な明るさ、吹っ切れ方。しかも「超エロイ!なに的に?・・」と、現代語(?)連発のマイペースぶり。鶴瓶が何を問い掛けても、すかさず即答の吉川。テンポの良い掛け合いが続く爆笑物語となった。