今までの公演

#203 小倉一郎

数々のドラマ・映画・舞台に出演、俳優生活47年のベテラン・小倉一郎さんが登場。設定は「重役室」。黒を基調にしたセット、影を強調した照明等々、スタジオには重厚感が満ちている。観客が選んだ鶴瓶の衣装は渋いスーツにネクタイ、ドラマ「タイガー&ドラゴン」で使ったというメガネ。小倉もピシッと決めたスーツ姿。

ソファにドカッと腰掛けた小倉。鶴瓶が重い扉を開けて駆け込んできた(勢いで、セットの一部が崩壊するが、小倉も平然としたまま)。第一声は小倉「お願いがあって来たんだ・・」。鶴瓶「久しぶりやなア、1年ぶりか」。小倉「いや、1年半か(※なぜ半年分訂正されたのか、不満げな鶴瓶。結局、半年に意味は無かった・・)。娘が結婚するのよ。それで君に司会をやってもらえないかなと」。いろいろ理由をつけて固辞する鶴瓶。小倉は、結婚相手が布団洗濯会社をやっているとか、自分は乾杯の音頭をとって失敗した等々、饒舌に説明を入れていく(※相当な部分、実話であることが後のプレビュートークで判明する)。で、突然「お互い定年まであと4年(二人は実際に同じ年)・・老後どうするよ。僕は喋るのが得意じゃないから“手品”をやる!」と手にしていたバッグからリングを取り出し、ヒモの輪抜けマジックを実演してみせる。どうなってるの?と食いつく鶴瓶に、気を良くしたのか、小倉は、いろいろな手品を披露し始め止らない(途中失敗もする)。ついに席を外す鶴瓶に対し、小倉はキッパリと大声で宣言した「僕は手品師になる!さて君は何になる?司会者かア!?」、自信満々である。「ガードマン3人呼んでくれ~!!」と助けを求める鶴瓶であった。

なんともオモシロイ小倉ショー!? プレビュートーク中も観客相手に手品をし始める小倉のマイペースな天然ぶりに、「おもろい人やわア・・」と鶴瓶もツボに入って大爆笑!

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