今までの公演
#181 | 大河内奈々子 |
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「新キッズウォー」など話題ドラマで大活躍、鶴瓶も「好きなタイプやねん・・。」と言いきる、大河内奈々子さんがゲスト。設定は「長屋」。観覧の皆さんからのリクエストは、なんと『部屋に置いてあるちゃぶ台をひっくり返して欲しい!』というもの。「心臓がバクバクしてます・・」と緊張気味の大河内がスタジオ入り。即興ドラマスタート。
鶴瓶がちゃぶ台の前に座っている。大河内が玄関をあけ、長屋に入って来た。大河内は、鶴瓶を見るなり第一声「お兄ちゃん!」・・好きなタイプと言う大河内からの、この呼ばれ方に大ショックの鶴瓶。しかし『兄妹とは限らない』!?(『弟の嫁』『幼なじみ』などかもしれない)。「俺はまだ独身でな・・・。」と鶴瓶。
大河内、動作がなにやら奇妙である。答えはドラマ終了後のトークで明らかになったのだが「私は霊だから物に触らないようにして、ゆっくりな感じで動いてたんです・・。見て分るでしょ?」。鶴瓶の結婚式の日に大好きなお兄ちゃんに一言おめでとうを言う為に飛び出したところで車にぶつかって亡くなったと語る。「いや結婚はしてない!あれは偽装やったんや・・」と鶴瓶は突拍子も無いことを言い出した。「あの時はな・・あんたのお父さんが俺との関係をな・・、こうやってお膳をひっくり返して怒ったんや・・」と観客リクエストをクリア。(ここで奇跡が・・ひっくり返したつもりのちゃぶ台が真っ直ぐに立った!?)「そやから俺が結婚したことにして諦めさせようとした芝居やったんや・・」。立ったちゃぶ台を再度倒す鶴瓶、しかし、それが大河内の足にぶつかった。大河内は『私は霊だから・・』と、痛みの表情も見せない(が、ぶつけられて本当は腹がたったらしい)。死んでからも大河内は霊になって時折この部屋にやって来ていたという。「でも、お兄ちゃん全然気付いてくれなかったね・・」と寂しそうな表情をする。「私の事を何とも思ってないんだ・・って・・」。すると鶴瓶はすかさず「いや!そんなことはない!!好きや、好きやったんや」と素早い恋人モード突入を試みる。鶴瓶にとっては『さあ!これから!』であるのだが大河内の様子がどうもおかしい。これも後に判明したのだが『霊』になった一番の理由は「私が霊だったら鶴瓶さんは私に触れない」という事だったのだ。
大河内は突然「さようなら。私はもうあの世に戻らなければならないの・・」と熱い再会モードに入るのを拒否。「え?やっとこうして会えたのに俺の気持ちはどなししてくれるんや・・」と未練がましい鶴瓶。「私はこの世にいちゃいけないの・・」と立ち上がって部屋を出て行く。だが扉の向こうで何やらごそごそしている。『あれ?どないしたんやろ??』。すると閉めた扉のガラスにスプレー缶ペイントで『ダイスキ』と書いた。スジナシの歴史に残るラストシーンに観客もヤンヤの喝采を贈った。