今までの公演
#164 | 小池栄子 |
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今回のゲストは、ドラマにバラエティーに大活躍の小池栄子さん。即興ドラマの設定は「隣り合う2部屋」。スタジオには、隣り合わせのアパート2部屋(壁で完全に仕切られている)がつくられている。片方は荷物が雑多に積まれたままの部屋(※引っ越してきたばかりか?これから引っ越すのか?それとも??)。片やきれいに片付いた、生活感のある部屋(ドアの外には廊下もある大セット)。全く区切られた空間を「設定」にしたのはスジナシ初。しかも、リクエストで、それぞれが別の部屋にいる状態(小池が雑多な部屋。鶴瓶が片付いた生活感のある部屋)からのスタートとなる。
即興スタート!いきなり、番組始まって以来の「困った事態」が発生!!2人は別々の部屋におり、相手の状態が全く見えない・・アドリブ演技をしようにも・・・??? かすかに耳に入る隣のノイズ(動作の音)を頼りに、まさに手探りで相手の演技を想像して自分の演技を決めていくしかない・・・切迫した緊張感が張りつめる。まず動いたのは小池。鶴瓶の部屋へ・・・。互いに隣部屋の人間同士で、男と女である。何が起こるのか?と、誰もが思った。鶴瓶は楽屋で「栄子が相手でも何が起こるかはわからんからな。一応歯磨きしとこかな・・。」と、入念な準備をしていたのだ・・。しかし、その準備とは裏腹にシリアスな展開となる。引っ越しの挨拶に来た小池に鶴瓶は、この部屋は息子の部屋であると言う。かつてその息子に聞いたのだが、小池の部屋は以前自殺があった部屋らしい・・と突然、予告もなく、小池は大粒の涙をポロポロ流して泣き出した。鶴瓶も100人の観客も大仰天!しかも小池は泣き続ける・・・。どうなってしまたのか?? 周り(観客もスタッフも)はハラハラドキドキ・・・自殺したのは小池の父親だったのだ。小池は鶴瓶に父親のイメージをダブらせていたのだ。鶴瓶は泣きじゃくる小池に、まさかの仰天対応!?小池や観客やスタッフを驚かせる、誰も想像さえしなかったとんでもないストーリーに!自分には小池の父の魂が乗り移ると・・・体中をヒクヒクさせながら「降霊した父」を演じる鶴瓶は、娘(小池)の名を呼ぶ。OK!の合図と同時に、大笑い始める小池であった。