今までの公演
#161 | ウエンツ瑛士 |
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今回の設定は「外は大雨」。セットは民家の居間が作られている。鶴瓶は、ラフなシャツに無精髭という出で立ち。ウエンツもTシャツにジャージのパンツというスタイルである。ウエンツが家に居る所に鶴瓶が入って来ることになった。鶴瓶は本番スタート前に美術スタッフが降らせる雨で全身びしょりに身体を濡らす。
さあ、いよいよ本番!鶴瓶は雨に濡れて大急ぎで帰ってきた家の人という雰囲気なのだが、ウエンツの一言で一瞬の内に他人の関係に...。しかしなぜか「どうぞ」と親切に居間に通され、びしょ濡れのTシャツを脱ぎバスタオルを体に巻いた姿になった。新聞の勧誘にやってきたということらしい。ウエンツは母と自分の二人暮しで引越して来て間も無いということに。鶴瓶はウエンツの母親と10日前に新聞を契約することになっていたと言う。しかし、ウエンツは、母親は1週間前に家を出たまま帰ってこない....と言う。そこから身の上話しに展開。鶴瓶は今は新聞の勧誘をしているのだが前はアメリカのマシャシュセシュ??で車の販売をしていたこともあると言うとウエンツもマシャシュセシュは母親の実家でそこに住んで居たと対抗する。
しかし鶴瓶が「表札は鎌田となってるけど?」と意地悪なセリフを吐く。ウエンツも負けじと「実は母親はアメリカ人で父親が日本人なのだが幼ない時に父親の暴力が原因で別れたのだ。」ととつじつまを合わせるのだがどうしても無理がある。さらに鶴瓶の言葉の端々にを捕まえて細かな突っ込みを入れてくる。端正な顔立ちから発せられる流暢な日本語.....。それも何処かおかしなつじつま.....。鶴瓶は、何気ないおかしさには極端にもろいのだ。笑いそうになるのが堪えきれない。しかしウエンツは動じることなく淡々と続ける。あわや前代未聞のギブアップ!?となりそうになるのだが必死に持ち直す。鶴瓶は何とか逆転に転じようとして自分がウエンツの父親であることにしたのだが、顔立ちが違い過ぎるのだ。心の中で「俺も無理あるやん...。」と思った瞬間ついに糸が切れてしまうのだった。