今までの公演
#158 | 八嶋智人 |
![]() |
名古屋市芸創センターで開催、大盛況となった「劇場スジナシIII」の模様。会場には約700人の皆さんを御招待!劇場スジナシのルール=「即興中は笑いや拍手など絶対禁止」厳守の約束で幕開け。マル秘ゲストの正体は「八嶋智人さん」。登場の瞬間、劇場が揺れるような大歓声となった。客席からのリクエストで2人は板付きでスタートすることになる。しかし鶴瓶が「2人の距離は(どれくらい)?」と聞くと「抱き合っている!!」と声が上がる。「わかった!採用!!」ということで、鶴瓶と八嶋が抱き合っている場面からスタートすることになった。即興スタート直前、八嶋はジャージ姿に着替え、なぜか持ち道具にトランペットを選ぶ。鶴瓶は一見して公園の作業員という姿である。
緞帳が開く・・今回の設定は「川原」(舞台上には、本物の菜の花約7000本が一面に咲き乱れる美しい風景が)。2人はリクエスト通り抱き合っている。八嶋が「兄さん!!」と叫び鶴瓶を強く抱きしめている。しかし鶴瓶は「ちがうんや・・兄ちゃんなんかやない。」と逆転させ「あんた、いつもここでトランペット吹いてるけど、やたら吹いたらあかんで!」と八嶋が乗ろうとしているペースを崩しにかかる。「許可を貰ってるんです。」と八嶋は立場を守りに入る。鶴瓶は「じゃ、吹いてみ?」といきなりトランペットを吹かせようとする。簡単に音が出るモノでは無いだけに鶴瓶は「仕返し(※鶴瓶vs八嶋智人は2度目、因縁の対決。過去、スタジオに八嶋を招いたスジナシでは「立入禁止の路地」で鶴瓶が八嶋に翻弄された経緯がある)」ができるきっかけ作りに成功!!・・と思いきや八嶋は堂々とトランペットを口に当て偶然にも吹いてみせたのだ。腰をフリフリ『どうだ!』と言わんばかりの八嶋。さあ、こうなってしまっては鶴瓶は八嶋のペースにはまって行く。「実は俺はお前の兄さんのヨシノブの大学の時の同級生なんや・・。」と鶴瓶が話を元に戻そうとすると、八嶋はすかさず「あ!舞踏同好会でいっしょだったでしょ?兄さんといつも一緒に踊ってましたよね?」今度は鶴瓶が踊らされそうになる・・。守りの体勢にならざるを得ない鶴瓶。八嶋の早いテンポと軽妙な切り返しに鶴瓶は逆転を試みるのだが八嶋のフットワークは軽い。客席は笑いを堪えるのに相当に苦しそう。川原に置かれていた自転車もフルに使うなど、次々と繰り出される八嶋のジャブとストレート!その自転車に乗ると「奇妙なこと」が起こるという。例えば、くちびるが熱くなる・・等、奇妙な会話と展開!? 鶴瓶、八嶋、両者譲らず、激しい攻防の末、最後はやはり八嶋に軍配が上がるのだった。