今までの公演
#157 | ラサール石井 |
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テレビ・CM・数々の舞台での活躍だけでなく、演出家としても注目のラサール石井さんを迎えてのスジナシ。設定は「子供部屋」、ぬいぐるみやおもちゃがいっぱいあるカラフルで楽しそうな部屋がスタジオに作られている。おそらく5才くらいの女児の、たぶんお金持ちの娘の部屋かと思われる。鶴瓶は作業着姿、石井はスポーツウェア姿でスタジオ入り。同業プロ対決(?)ということもあってか、両者「恥ずかしい事はできない!絶対に面白いモノに仕上げてみせる」と、密かな気合い充分の気配。特に石井さんの体全体から発せられる本気の「役者オーラ」には、番組スタッフも緊迫するほど。傑作完成の予感だ。
しかし!!今回は、まったく前代未聞!番組史上初の「鶴瓶の失態!?」・・・即興ドラマ終了後、鶴瓶が「えらいことしてしもた!?」と猛烈に反省する『とんでもない事態』となる!鶴瓶が「設定」を勘違いしたのだ・・・。スジナシで事前に決まっているのは、この設定(今回は子供部屋)だけ。ガチンコ勝負の唯一の拠り所を、鶴瓶は大きく取り違えた。鶴瓶は「子供部屋」という設定を頭にたたき込んでスタジオ入りしたにも関わらず、部屋に置いてあった子供のおもちゃと道具を見たとたんに「保育園」と勘違いしてしまったらしい(どう見ても、一軒家かマンションの、子供のための小さな部屋なのに)。設定どおり「子供の部屋」と思って、しかも真剣に演技する石井には、鶴瓶の発するセリフが解せない・・例えば鶴瓶は「もともとココには250人位居た~」「放送室へ行けば~」なんて言い出す大暴走。鶴瓶も、石井から返ってくるセリフに戸惑う。食い違ういっぽうのアドリブドラマ!!それを、なんとかかみ合わせようとする二人・・・壮絶なキャッチボール。見守る100人の観客は、悶絶する二人に大爆笑しながらも、この事態でも出来てくる「物語」に大喝采で・・・!スジナシ150回の歴史の中でも、本当に異例の仰天作品となった・・・。収録が終わった後、鶴瓶は「石井には悪いことしてしもた・・・。なんで保育園って思ってしもたんやろ・・。」と猛反省。