今までの公演
#154 | 高橋由美子 |
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連続ドラマや2時間ドラマ・数々の舞台等々、大活躍中の高橋由美子さんを迎えてのスジナシ。設定は「ベビーベッドのある家」。スタジオには、ベビーベッドを中心に赤ちゃん用品があふれる、マンションの一室と思われる庶民的なリビングが作られている。誰の家なのか?誰の子供なのか?もちろんやってみるまでわからない・・。
本番前の楽屋、鶴瓶は衣装にジャケットを選んだ。一応歯磨きをする(「もしもの事もあるかも・・」と思ったに違いない)。あわよくば赤ちゃんは自分と高橋の間に産まれたことにしようと考えていたことは明白である。しかし鶴瓶の目論見は、高橋のスタジオ登場姿で崩れた様子。なんと現れた高橋の姿は、おかもちを持ったラーメン店の出前姿・・・。鶴瓶がセットの中に、高橋が外から入って来ることになった。「こんにちわ~。すみませ~ん。」と言いながらおかもちを下げて部屋に入ってくる高橋。ラーメンと餃子の出前に来たのだが、外に洗濯物が落ちていたので持って上がってきたと言う。鶴瓶はなぜか「ここの家の者じゃないんですが・・。」と言ってしまう。高橋は、この部屋の奥さん(つまり赤ん坊の母親)とは親しいそぶりではあるが具体的には何も言わない。鶴瓶は「まき子、どこへ行ったんやろ・・遅いな・・。」と赤ん坊の母親との関係を臭わせる発言をする。ここで高橋、大仰天の発言「じゃラーメン伸びちゃいますから食べましょうよ?」「え?でも・・。」と勿論躊躇する鶴瓶。出前に来たラーメン屋の女店員と、そのラーメンを一緒に食す・・それも主のいない部屋で・・。敢えて予想を裏切る状況を次々に選択していく高橋、しかも楽しそうに・・・。鶴瓶はペースを乱され翻弄される。
高橋は、赤ん坊を「タクヤ」とよんだ。頭の中の整理ができてない鶴瓶は「この子の父親なんです!」と口にしてしまう・・。「父親って・・よしおさんじゃないんですか?」「よしおは、俺の息子や!」と鶴瓶は突然怒り出す。「あ、まずかったかな?」と言う高橋の失言を武器に、ここまでの流れのうっぷんを晴らすかのように攻めに転じるのだが、立場的に弱みの有る鶴瓶の攻撃は、焼け石に水。結局、父と息子の三角関係という無茶苦茶な人間関係が明らかになった所で高橋の反撃に遭う。「あ~。三角関係だ・・。それに破れたんだ!」「このことは、もう言わないでください。もうごちゃごちゃするんは嫌なんです・・。」「ど~しようかな~。聞いちゃったしな~。」今聴いた事実を材料にじわじわと鶴瓶を強請り始める高橋・・・。結局法外なラーメン代を請求される鶴瓶。終始自由奔放に振る舞う高橋に鶴瓶はタジタジ、手玉にとられ、どんどんツボにはまっていく展開にスタジオは大爆笑。