今までの公演

#147 赤木春恵

赤木春恵さんをゲストに迎えてのスジナシ、出演が決まってから4月19日放送の森光子さんに「あたしこんなの出来るかしら・・・」と電話で相談したらしく、森に「鶴瓶さんが助けてくれるわよ」と励まされてきたという赤木である。今回の設定は「用務員室」。とある学校のいたって普通の用務員室である。スタジオのスタッフからのリクエストで、鶴瓶が中に居て赤木が入ってくることとなり、いよいよスジナシドラマのスタートである。

懐かしそうに廊下を眺めながら用務員室に入ってくる赤木。「ごめんください・・・懐かしいものですからね」赤木はこの学校の関係者だったらしい。「あなた、ここの用務員さん?」赤木は明かに用務員の恰好をしている鶴瓶に対して日常会話的に話す。鶴瓶は「今日斉藤が出て行ってまして、ちょいちょい交代で来ますねん。」「もうじき帰って来ると思いますけど」と鶴瓶は、ここで臨時の用務員さんとなる。「あら、チョットあなた鶴介さんじゃないの?」と赤木が最初に仕掛ける。「この学校で3年B組に居ませんでした・・?」。3年B組といえばあの金八先生のシチュエーションである・・が、鶴瓶はここでは大きな反応はしない。しかし、「そうですけど・・・」と赤木の展開を受ける。「そうでしょう!!あたしよ、校長よ」と、金八先生の設定そのままの展開を持ち込むのである。赤木は同窓会に招待されて学校に来たらしい。「用務員室には思い出がいっぱいあるのよ」と昔話に花を咲かせ、次第に先生と生徒の会話になっていく。鶴瓶は、最初に名前を出した「斉藤」の存在を表に出すのだが、現実にはこの設定には鶴瓶とふたりしか存在していない為なのか、「斉藤」には無反応である。「でもねぇ、あたしも校長辞めてからずいぶん苦労したのよ・・・今なにやってると思う・・・幸楽ってラーメン屋やってるのよ」と今度は「渡る世間は鬼ばかり」の出現に、鶴瓶は微妙な笑いである。「そやけど先生、家庭はうまいこといってないってうわさ聞きましたで・・・」と、世間話しが展開する。金八先生「君塚美弥子」、渡鬼「キミ」と鶴瓶の共演スジナシが成立。

傑作ドラマ・有名ドラマ常連の赤木さんならではの物語にスタジオも大歓声となった。

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