今までの公演

#145 六平直政

4年越しのオファーの末、やっとスケジュールが合いゲストに登場した六平(むさか)直政さん(かつて中村勘九郎さんと収録中のスジナシスタジオに乱入した経緯は皆さんもご記憶のことでしょう)。実に数多くの作品に出演し、その力量は折り紙付きの六平さんが、一体スジナシではどんな演技を披露するのか?設定は「バス停」。昔あった田舎の待合室があるバス乗り場である。スタッフからの要望で、六平が待合い室の中で背を向けている所に鶴瓶が入ってくることになる。

即興ドラマがはじまる。「どこへ行かれるのですか?」と恐る恐る尋ねる鶴瓶に、六平は「あんたには関係ない!」と強面でバッサリ切って捨ててしまう。ムッとする鶴瓶。突然立ち上がって出入り口に行き大きな声で「木村~!」と誰かを呼ぶ。何を思ったのかその後から六平も鶴瓶と同じように出入り口に行き「吉田~!」と叫ぶ。六平は勢いに負けないようにしたということらしいが、意味不明の展開である。鶴瓶は笑いそうになるのを毛糸の帽子を頭からかぶってごまかす。

かと思うと六平は突然「お前どうしてあんな事をしたんだよ!お袋が泣いているぞ!」と絶叫で鶴瓶の胸元をつかみ追いつめる!?しかし「あんな事」とは何なのかは鶴瓶任せらしい。やり放題で突き進む六平、つじつま合わせに必死の鶴瓶。さらに容赦のない六平は、次々に人物の名前を繰り出していく・・・鶴瓶の頭はパニックに。

ここで「イズミ事件」が起こる(後のプレビューで、この行き違いが判明する事になるのだが)。それは六平が鶴瓶に発した一言「いいな!イズミ!!」。六平は、鶴瓶を「泉」という名前にして呼びかけた腹づもりだった。しかし、鶴瓶はこれを「飯田いずみ」という第三者の女性の名前と受け取ってしまったのだ。二人はこの食い違いに気づかぬまま、最後まで演じ続ける・・・大波乱、大爆笑の即興大作となる!

PAGE UP