今までの公演

武田鉄矢をゲストに迎えた「お正月スジナシ」。今回はスペシャルと言うことで過去出演した安達祐実、えなりかずきからビデオメッセージが届いた。安達とえなりは、設定は元旦を迎えた家の中、どこかで孫の手を使うこと、畳の目に沿って掃除をすることをリクエスト。そんな難問に頭を抱えながらスタジオに入った武田と鶴瓶。鶴瓶は上下ジャージにドテラを着ている。一方の武田は、ジャケットにスラックスという出で立ち。カメラマンからのリクエストで２人は同時に家に入ってくることになる。

カウントダウンでスジナシドラマがスタート。武田はなんとか主導権を奪おうと近所の神社の初詣で偶然鶴瓶と出会い自分の家に連れてきたという意味のセリフを言い鶴瓶を導きながら歩いて来る。従わざるをえなくなった鶴瓶は、２人の関係を高校時代の先輩と後輩であることに・・。家の中に鶴瓶を招きながらコタツを進める武田。「女房は実家に帰っていて今いないんだ・・。」と台所からおとそを持ってきて改めて新年の挨拶を交わす。武田は鶴瓶の前に座ると「年末に手術をしたんだって？」といきなり切り出す。「えっ？手術？」ととまどいながらも「そうなんです・・。誰から聞いたんですか？」と話を合わせる。「あの・・福田から聞いたんだけど・・もう大丈夫なのか？」と心配しながら酒を勧める武田。「いや、あまりお酒は飲んだらアカンのですけど・・。手術代を昔の仲間からカンパしてもらって・・。」「そうか！・・泣くな泣くな・・で？もう大丈夫なのか？」（涙ぐむ鶴瓶）「いや、もうその話はいいじゃないですか・・。」と鶴瓶は、展開を手術の話から切り替えようとするのだが武田は、話を変えようとはしない。「で？どこを手術したの？」鶴瓶は一瞬末期癌になろうとしたらしいが雰囲気を読んで急遽切り替え、「昔からコンプレックスで悩んでたので・・。」と軽めに展開する。「・・悩んでたんだ。まあ、飲んで・・。」と武田は後輩の悩みを聞く優しい先輩という雰囲気である。「みんなと違うことに気がついて・・。」と勧められるままに酒を飲む鶴瓶。「みんなと違う？」「だから・・。僕、未だに童貞で・・。」「え？なんか・・聞いてた話とちがうな・・。」と武田が再び主導権を奪う。「先輩、何て聞いてたんですか？」一瞬の静寂の後、武田は「プチ整形で二重瞼にしたって聞いたんだけど・・。」必死に笑いを堪える鶴瓶。「・・でもあんまり効果なかったね。」と一方的に攻める武田。

手術がプチ整形であると決定されてしまった鶴瓶は何とか逆転しようと過去の話を切り出す。「そう言えば以前先輩から紹介してもらった彼女・・。」「ああ、そんなことあったねぇ。あの明美ちゃん？・・。」鶴瓶は酔っぱらいの芝居をしながら、すかさず武田の過去の不倫関係を暴露しはじめる。「ああ・・今だから言うけど俺、イヤ、決して悪意は無かったんだ・・。」と弁明する武田。鶴瓶は、「奥さん留守なんですか？娘さんは？」と相手の立場を気遣う様子だがあきらかに脅迫である。「あの・・。そろそろ娘も帰ってくるかも知れないから、もう帰ったら？」と酔っぱらう鶴瓶を何とか帰そうとするのだが鶴瓶は焦る武田を楽しむように居座る。安達とえなりから与えられたリクエストはまだ盛り込まれていない。察した武田は何とか「孫の手と畳の目に沿った掃除」を取り入れようとタバコを吸い、灰皿から灰をこぼす芝居をし鶴瓶の後ろにあった孫の手を取って灰を掃除し無事課題をクリアした。

ドラマが終了し「あんたはひどい人や！」と攻める鶴瓶に「他人から見ればどうでもいいことに悩む中年の男、という部分に触れたかった・・。」と説明するのだが鶴瓶は、「それがなんでプチ整形なんですか！」と怒るのだった。