今までの公演

#139 温水洋一

スジナシが始まって間もなくの頃からスケジュール調整を続け今回ゲスト出演になった温水洋一さんを迎えての設定は、「ボロ事務所」。鶴瓶は、スーツにネクタイ、温水はラフな普段着でスタジオに現れた。ドラマは、温水の希望で鶴瓶が事務所に居るところに温水が入って来ることに・・。カウントダウンが始まりいよいよスタート。温水がドアをノックして入ってくる。鶴瓶は丁重に招き入れて温水の訪問の用件を聞く。

「私、隣のビルの者ですが・・。」と温水。鶴瓶は、温水の服装から隣のビルの管理人であると判断する。「いつもやかましいから苦情を入れてるとこの?」「いや、あれは7階に入っているところですよね。私はその横の2階の藤沢商事の者です。」「えっ?・・ああ、そうですか・・。でご用件は?」「お宅のビルが傾いてきてるんです・・日に日に傾いてきていて・・・丸い物を置くと転がると思うんですが・・。」温水が立ち上がって鶴瓶の机の上に円筒形のものを置く。「ほら・・。」と言いながらも明らかに意図的に転がしている。鶴瓶の事務所があるビルは鶴瓶の父親が建てたものらしい。温水は、「ビルが傾いて来ていて日照権を侵害されているので何とかして欲しい。」という抗議をしに来たのだ。それを受けて父親に電話をする鶴瓶・・・温水の目的が金銭的な要求であることを知った鶴瓶は、弁護士に電話をするのだが話の途中で温水が来て電話を切ってしまう。徐々に気弱なキャラクター温水洋一そのものになってきた。鶴瓶は、隣のビルに風俗店があって温水がそこの常連であることを知っていると言うことで攻撃を強める。温水は当初それを否定するのだが鶴瓶はそれを意にせずひいきにしている女性とも知り合いであり尚かつその娘が17歳で、それが犯罪であることを武器にする。温水は徐々に追い込まれ、攻められる弱い男になって行く・・・。結局温水は追いつめられて全てを白状してしまうのだった。鶴瓶は、ドラマ終了後、「あんた弱い割には思い切った話しを持ってきましたな・・。そやけど温水さんは攻められる方が似合うんです。」とその展開にしたことを説明する。結局、みんなが期待した温水洋一100%のスジナシになったのだった。

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