今までの公演

#130 近藤芳正

近藤芳正さんは2回目の登場。前回の設定は「葬式の後」ということで鶴瓶が疲れて寝そべっている所に近藤が帰ってきていきなり「何寝てるんだよ!」と蹴飛ばしたのが鶴瓶の印象に深く残っていたらしい。鶴瓶曰く「初対面ですよ。なのにああやって蹴飛ばすことができるってことがスゴイ!あれでないといかん。」ということである。そこで2回目の登場となったのだ。

今回の設定は、「料亭の離れ」である。近藤はスーツにコート。鶴瓶は、ラフなパンツに派手めなセーターという一見してこわおもてな印象を持つスタイルである。近藤が板付き、鶴瓶が部屋に入ってくるということでスタートした。料亭ということでテーブルにはビールとグラス。おつまみが置いてある。近藤が待っていると遠くに鶴瓶の声がする。それを聞いて改めて座り直す近藤。障子を開けて入ってくる鶴瓶。2人は初対面らしい。遅れたことを詫びながら近藤の正面に座る鶴瓶。どうやら近藤は就職を頼みに来たらしい。鶴瓶は会社の社長ということになる。ひたすら再就職を懇願する近藤・・。鶴瓶はまんざらでもない様子である。「わかったわかった・・、で?希望の条件を言うてみ?」「給料は、20万ほど貰えれば・・。」「まあ素人やからそんなもんかな・・。」と淡々と展開する。鶴瓶はそんな雰囲気を一掃しようとする。「あんたな・・。人にものを頼むんなら・・、あんたの座ってるとこな。そこ上座やで・・。」とチクリと刺す。「あっ!すみません・・。」と焦りながら席を替わろうとする近藤。「まあまあ、ええから。」と言い出したにも係わらず席を替わることをしない鶴瓶。鶴瓶がどんな仕掛けをしても全て受け止めて淡々としている近藤。鶴瓶はそんな近藤にとんでもない要求をする。「よし、一生面倒見たる。そのかわり一働きしてもらおやないか・・。」「お前の過去は全部聞いてるんや。時効になると思ってるんか?」と半ば脅迫めいたことを言う。近藤は最初はしらばっくれているのだが執拗な鶴瓶の押しに譲る形で「仕事の内容は?」「条件は?」と渋々乗ってくる。鶴瓶は、「人殺しや・・。」「一本(一億円)出す。」と言う。真面目な人間に生き返ろうとしていた近藤は「無かったことにしてください。」と席を立とうとするのだが「聞かれた以上は帰す訳にはいかん!」ともみ合いになる。

なんやかんやでスジナシドラマは終わりプレビュートークの体勢になるのだが、消化不良気味の鶴瓶は「すんません、もう一回やりませんか?」と再びセットに戻り先ほどの雰囲気とは全然違う役柄を演じる。番組初の事態に騒然。スタジオの観客席は思ってもみないTAKE2ドラマの展開に大笑いで・・・。

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