芸能生活を4年半お休みしていたという浅香唯を迎えてのスジナシの設定は、「誕生日の夜」である。鶴瓶は、衣装担当が用意したジャケットにスラックスとパジャマの2通りの中からパジャマを選んでスタジオに入った。しかし、前室に現れた浅香から「なんかイヤらしい意図を感じる・・。」と言われてその場でジャケット、スラックスに着替えた。スタジオに入ってスタッフを指名し、スタートの状況をリクエストさせた結果、鶴瓶がフレームイン、浅香が板付きということになった。浅香がマンションの一室でバースデーケーキとシャンパンを用意して待っている所に鶴瓶が入って来る。が・・・、なんと鶴瓶はパジャマ姿である。いつかの波乃久里子さんのスタート直前の早変わりのパクリをやったのだ!しかし浅香は何気ない様子で「もう着替えちゃったの?」と言う。どうやら2人は恋人同士の雰囲気なのだが浅香が住んでいる立派なマンションに高級シャンパンという状況に鶴瓶は不安を覚える。「質問があるんだけど・・、彼氏がいるんじゃないの?」それに対して浅香も「じゃ私も質問があるの・・。」「え?なに?」「私はあなたの何なんですか?」鶴瓶は少しの間の後、「一番大事な人・・。」と答える。浅香も前は水商売をやっていて私を凄く大切にしてくれたという男がいたことを告白する。しかし「今はもう彼氏はいない」と答える。抜群の雰囲気だ!鶴瓶の唇がとんがる(Hなことを想像した印である)。鶴瓶は、キスができる状況作りに専念しはじめる。歯磨きをした甲斐があったというものだ!「電気を消してローソクの火を消そう。」という提案をする。このあとの展開は、彼氏の誕生日を迎えた2人きりのカップルであることに確定し、何とも甘い雰囲気になる。鶴瓶に久々のチャンスが訪れた。これまで何とか自然な雰囲気でラブシーンに持ち込みキスをしても良いように歯磨きをしたり、設定をその方向に仕向けた努力の数々・・。「やっと報われる日がやってきたのだ!」しかも今回は、向こうからまんざらでもない雰囲気にしてくれている!しかし、無情にもディレクターから「はい!OKです!」の声が掛かりドラマはストップしてしまったのである。「なんでや!なんでここで止めんねん?!」が終わったとの鶴瓶の言葉だった・・・。